きらめくクリスマスツリー。
デコレーションケーキの上の真っ赤な苺。
クラッカーの弾ける音と、火薬のにおい。
待ち続け、ようやく手にいれたプレゼント。
彼らの瞳の輝きは、ツリーの光や、ロウソクの炎にはない、生命が燃える輝き。
その瞬間を目にして、私は幸せを感じている。
ひとは大人になるにつれて、愛されるより愛することを、求めるより与えることを、分かち合うことを、望むようになっていく。
自分ばかりが満たされるのでは物足りない。
もっと深いよろこびを願うようになる。
プレゼントは何が欲しいの?と聞かれても、私も、今は、あんなに欲しかったアクセサリーや花束も欲しくはなくなった。
形をもたない言葉や笑顔の輝きも、忘れられない贈り物になるのなら、この胸の想いを贈ろう。
夜も更け、聞こえてくる子供達の寝息は、生命の証。
規則正しい呼気と吸気、それこそが生命を支える天からの贈り物。
受け取り、手放すを繰り返す。
循環することで、命を繋いて行く。
私は、眠りについた夫の隣にそっと滑りこみ、手を重ねる。
私たちの大切な生命を抱きしめよう。
この生命の鼓動を感じながら、感謝と共に眠りにつこう。