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吸放湿性に限った論文ですが、壁の役割ってそれだけじゃないですからね。



 あれ??論文批判になってる?



そんな事ないです。 



素晴らしい論文だと思います。  



学生の研究って、院に行かなければ基本ゼミの1年だと思いますし、その間で何か結果を出さなきゃいけないので、ある程度絞り込んで研究しないといけない訳で。


こういった各学生の研究を研究室でまとめて、1つの研究結果になるんだと思ってます。






で、壁内での調湿の話。


批判を恐れずに書くと、個人的には、壁内の断熱材に調湿効果を持たせるのは如何なものかと思っています。





壁内にはできるだけ湿気は入れず、それでも入ってしまう湿気は直ちに放出するべきじゃないかと。


今の木造住宅の壁の構成ってだいたいそうなってるはず。 


壁の室内側には防湿性能をもつ気密シートを貼り、室内側からの水蒸気をストップ。


壁の外側には透湿性を持つシートを貼り、柱とかから出た水分を外に排出する。


壁の中にはできるだけ湿気は入れない。


湿度の処理は、管理できない内壁内ではなく、管理できて簡単に交換可能な加湿器や除湿器(エアコン)ですればいいのではないかと。




あくまで施工方法の話なので、普通に外壁通気工法で施工されたセルロースファイバーであれば別に問題ないと思います。









なんて言ってもあまりよく分かってないんですけど。


透湿性を持つシートを内壁側に入れて、室内の湿気を積極的に壁内に取り込むって事ですよね?


壁内で湿気を入れるとかは、カビや結露や腐りの原因になった、水分の重みでで断熱材が締まって薄くなったり、隙間ができたりしないんですかね?


内壁防湿、外壁透湿の仕組みは安全を見てできるだけ壁内に湿気を残さないようにしてるわけで、そのリスクを上げてるって事ですよね?


湿気は保持するの?


排出されるの?


排出されないで保持されるのであれば、結露なんか起きないのか?


逆に冬は、どっから湿気を持ってくる?


いろんな状況をシミュレーションして、通常の工法と比較してどの程度差があるのか、それが許容範囲内であるのか。


それこそ、メーカーなりの仕組みの研究文なんかが見たいですね。


できれば解説付きでw