先日、彼とお別れをしてきた。
ずっと一緒にいると思っていたし
離れ離れになると想像したことすらなかったし
変わらずにいられると信じていた。
不倫だと解っているのに
なんの疑いもなく、そう思っていた。
なんなら、奥さんと直接対峙した時ですら
「私は好きなので別れるつもりはありません」とまで言っていたのに…
一番驚いているのは、他でもない私だ。
キッカケはなんだっただろうか。
なにが私の考えを変えたの?
どうしてそう思うことになったの?
ぐるぐるぐると想いを巡らせていくと
ふたつの理由に行き着いた。
私の気持ちは最初のころから
ほぼ変わっていない。
会って顔を見たら嬉しくなるし
頑張ってる姿を見ると愛しくなる。
彼にはいつも幸せだなって笑っててほしい。
それで、その隣で一緒にいれたら
どんなに幸せなんだろうか
ってそんな事ばかり願っていた日々。
奥さんは会ったとき
「どうぞ、あげます」と離婚を口にした。
きっとはじめて言葉にしたんだろう。
悲しみに包まれた目で
静かな怒りに満ちた声で
彼と私を責めた。
当然のことだと思った。
彼のしてきたことは自業自得で。
でも、彼だけのせいではないと同時に考えながらただ奥さんの話を聞いていた。
ずっと変わらない想い。
私はいつも彼には笑っていてほしい。
辛そうな顔は見たくない。
苦しめてる一因に私が入ってるのなら
いないほうが彼の為になる。
まず、それがひとつめの理由。
それから、ふたつめ。
私は私のために、私の人生の時間を使いたい。
さんざん悩んで、さんざん泣いて
そうして私は彼から離れる決心をしたのだった。

