こういう猫やと思っていた。

遺伝子疾患なんて、ほとんどの人は知らない事だろう。

ダックスの柄を作るのに、遺伝子操作!

恥ずかしながら、こういう柄で、自然に生まれたと思っていた。


愛犬が2年前に虹の橋を渡り、年齢、体調から二の足を踏んでいたのですが、もし御縁があるなら保護犬猫を家族に迎えようと思っています。

太田匡彦さんの記事

<人気の「折れ耳」スコティッシュは遺伝性疾患 猫が苦しむ恐れ自覚を>より。

 

 

 

****************一部引用****************

人気の理由にもなっている「折れ(fold)耳」を、

骨軟骨異形成症という、優性遺伝する遺伝性疾患の症状だと知る消費者は、どれだけいるだろうか。

 

原因となる遺伝子を両親から受け継げば重症化して四肢に骨瘤(こつりゅう)ができ、歩く際に脚を引きずるようになったりする。

 

多くの人が飼う、片親からだけ原因遺伝子を受け継ぐことで耳が折れている猫でも、年齢を重ねると四肢の関節が変形する。

これらは獣医学的に、痛みが生じると考えられる状態だ。

折れ耳スコティッシュの多くが、あまり動きたがらなかったり、動きが遅かったりするのは、痛みのためだと推定されている。

 

そもそも「病気の猫」をあえて繁殖、販売しようとすることに問題があるのだが、

今年6月に施行された環境省令でも、

「遺伝性疾患等の問題を生じさせるおそれのある組合せによって繁殖をさせないこと」

と定められている。


スコティッシュの骨軟骨異形成症は優性遺伝するから、

折れ耳同士で繁殖すれば75%以上の確率で折れ耳の子猫が生まれ、

折れ耳と立ち耳とで繁殖した場合でも50%以上の確率で折れ耳が生まれる。

販売されている「折れ耳の子猫」の側から見ると、両親または片親は必ず折れ耳だということになる。

 

つまりペット店の店頭に折れ耳のスコティッシュがいる時点で、

省令が禁じる「遺伝性疾患を生じさせるおそれのある組み合わせ」による繁殖が行われたことは明らかなのだ。

ところが全国のペット店では今日も平然と、折れ耳のスコティッシュが売られている。

 

親犬、親猫の遺伝子検査を進めれば「予防」が可能なほかの遺伝性疾患についても、

柴犬で発症するケースが多い「GM1ガングリオシドーシス」など一部を除いて、効果的に減らせていない

人気の犬種・猫種ではむしろ、原因遺伝子を持つ割合が増えている疾患もある

 

業者の自主性に任せていても解決が難しいようなら、法令をもって事に当たるしかない。

だが、実際に業者を監視・指導する自治体の現場で、法令の適切な運用ができていない。

環境省は自治体に対して法令をしっかりと周知し、少なくとも外見で判断できるスコティッシュが繁殖・販売されているケースについては、業者への指導や処分を徹底するよう促すべきだ。

また消費者にも、自らの嗜好(しこう)が犬猫たちを苦しめる可能性があることを自覚してほしい

ニーズがなければ、業者もあえて繁殖させないのだから。(太田匡彦)

人気の理由にもなっている「折れ(fold)耳」を、

骨軟骨異形成症という、優性遺伝する遺伝性疾患の症状だと知る消費者は、どれだけいるだろうか。

 

原因となる遺伝子を両親から受け継げば重症化して四肢に骨瘤(こつりゅう)ができ、歩く際に脚を引きずるようになったりする。

 

多くの人が飼う、片親からだけ原因遺伝子を受け継ぐことで耳が折れている猫でも、年齢を重ねると四肢の関節が変形する。

これらは獣医学的に、痛みが生じると考えられる状態だ。

折れ耳スコティッシュの多くが、あまり動きたがらなかったり、動きが遅かったりするのは、痛みのためだと推定されている。

 

そもそも「病気の猫」をあえて繁殖、販売しようとすることに問題があるのだが、

今年6月に施行された環境省令でも、

「遺伝性疾患等の問題を生じさせるおそれのある組合せによって繁殖をさせないこと」

と定められている。


スコティッシュの骨軟骨異形成症は優性遺伝するから、

折れ耳同士で繁殖すれば75%以上の確率で折れ耳の子猫が生まれ、

折れ耳と立ち耳とで繁殖した場合でも50%以上の確率で折れ耳が生まれる。

販売されている「折れ耳の子猫」の側から見ると、両親または片親は必ず折れ耳だということになる。

 

つまりペット店の店頭に折れ耳のスコティッシュがいる時点で、

省令が禁じる「遺伝性疾患を生じさせるおそれのある組み合わせ」による繁殖が行われたことは明らかなのだ。

ところが全国のペット店では今日も平然と、折れ耳のスコティッシュが売られている。

 

親犬、親猫の遺伝子検査を進めれば「予防」が可能なほかの遺伝性疾患についても、

柴犬で発症するケースが多い「GM1ガングリオシドーシス」など一部を除いて、効果的に減らせていない

人気の犬種・猫種ではむしろ、原因遺伝子を持つ割合が増えている疾患もある

 

業者の自主性に任せていても解決が難しいようなら、法令をもって事に当たるしかない。

だが、実際に業者を監視・指導する自治体の現場で、法令の適切な運用ができていない。

環境省は自治体に対して法令をしっかりと周知し、少なくとも外見で判断できるスコティッシュが繁殖・販売されているケースについては、業者への指導や処分を徹底するよう促すべきだ。

また消費者にも、自らの嗜好(しこう)が犬猫たちを苦しめる可能性があることを自覚してほしい

ニーズがなければ、業者もあえて繁殖させないのだから。(太田匡彦)