みなさまこんばんは。
ゴールデンウィークは暖かい日が続きますね。
このアメブロは店舗用としてスタートしましたが、
(健康情報載っていませんが。。。)
実はここのブログ以外にも日記感覚でやっている、
個人用の非公開ブログがあります。
自粛生活が暇なので、少し前から飼っている猫との思い出を、
忘れないようそこに書き始めました。
普通に書いても面白くないので、なんとなく猫目線で書いてみてます。
公開するつもりはありませんでしたが、
店舗営業を自粛している以上ネタもありませんし、
なんとなくコピペして公開することにしました。
そこだけ公開してリンクしようか迷いましたが、
向こうはそのままプライベート使用でいこうと思います。
猫好きなお客様もいらっしゃるので、
猫あるあるみたいな物が共有できれば嬉しいです。
わたくしは猫である。名前をリリという。飼い主と呼んでいる人間が付けた名前だ。飼い主にはいくつもの名前があるようで、来る人間によって呼び方が変わったりする。飼い主はそれを気にすることもなく、当たり前の事として応じている。私は飼い主と最初に出会った時、幼いころ住んでいた家の人間が「飼い主さんよ」と紹介したこともあって、呼び方を飼い主で統一している。
飼い主と二回目に会った時、小さなカゴに入れられてこの家にやってきた。当時飼い主は自動車を持っていなかったため、電車という乗り物で移動した。私が電車に乗るためには「手回り品」という別切符を購入しなくてはならない。規定は鉄道会社にもよるだろう。飼い主は切符を買うと格子の隙間から駅員に私をみせた。外をのぞくと空は青さが際立っていて北風はとても冷たい。
電車という乗り物は、後に乗ることになる自動車よりも揺れが少なく乗り心地は悪くない。ただ様々な臭いが混ざっていて混乱する。まだ人間が少なくて良かった。飼い主は外から見えないようにカゴの外側をバスタオルでくるんでいたが、怖くて仕方なく隅っこで丸くなっていた。それを察してか飼い主も少し緊張していたように思う。
飼い主の家に到着すると一つの部屋を案内された。
「ここがリリちゃんの部屋だよ。」
リリちゃん?誰?まあいい。私はそれどころではない。ここは知らない臭いしかないのだ。落ち着かない。襲われないように隅っこに隠れる。
しばらく隠れていたが、ずっとこうしているわけにもいかず意を決して探索してみた。ケージと呼ばれる大きな三段のカゴと、飼い主の身長くらいはあるタワー。天井は比較的まぶしい円盤があり、壁からもわっとした温かい風が吹いている。外が見渡せる窓が一つあるが、細かい格子がしてある。脱走防止だろう、よく解っている。部屋を一周してみると、知っている臭いが2つあった。一つはいつも食べているご飯の臭い。もう一つはトイレからだ。明らかに私の臭いがする。たぶん飼い主が今まで使っていた私のトイレの砂をこっそり持ってきたのだろう。セクハラで訴えれば勝てそうだ。今回は少し安心することができたので許そう。
飼い主は古い家に住んでおり、一階は私の部屋と飼い主がご飯を食べたり風呂に入ったりするところがある。二階は飼い主が占領している。ちなみに私はまだ行ったことがない。全体的に木の香りがする家だ。ここから飼い主との二人暮らしが始まった。
家に着いてからずっとリリちゃんと呼んでくる。用がなくても呼んでいる。私の名前はリリになった。そういえば以前住んでいたところでは名前が無かった気がする。人間曰く名前には由来というものがある。私がなぜこの名前になったのかというと、後日飼い主の友人が訪ねてきて明らかになった。
「なんでリリちゃんにしたかっていうと、かわいくて言いやすい名前が良かったから。」
だそうだ。最初に会った時に決めたと言っている。かわいいとよく言われる身からすると悪くない。ただ、私も年をとる。十五歳になってもリリちゃんと呼ばれるのだろうか。人間は自分の子に対しても幼いころを基準で名前を決めたがるふしがある。
一週間が経過した。少しずつ今の生活に慣れてきたころ、飼い主は私を「リーちゃん」と呼んできた。戸惑っていると、飼い主は私にこう言う。
「リリちゃんはちょっと言いにくいから、まあ、リーちゃんでいいよね。」
あきれた。私の名前をかわいいと言いやすいのたった二点で決めたはず。二分の一失敗しているではないか。よって私の名前の由来はかわいいの一点に絞られた。
ちなみに宣言通り普段はリーちゃんと呼ばれるが、きちんとリリちゃんと呼んでくることもある。それも優しい声で。でもそれは決まって頼みごとがあるときか、都合が悪いときである。(基本的に帰りが遅くだいたい酒臭い。)だから少し警戒するのだ。ばれているぞ、飼い主。



