「・・・。」
何も言わない。喋りもしない。
この時間、今の時間が。
昭仁にとって、大事な時間になってほしい。
「Zzz・・・。」
寝とるやん。
この次の日。
声が潰れるほど家で泣いていたとメールが来た。
今月は、あと何日も休みが有るから、また逢う日まで泣き続けていろ。
―晴一さん♪―
風の中から、夏芽ちゃんの声が聞こえ気がする・・・。
あの子もあの子なみに頑張っていたんだ。
「ワン!」
「スゴ・・・なぐさめてるん・・・?」
「ワン!」
「・・・散歩、行こう。」
「キャンキャン!」
俺は、また新しいスタートを切った。
相棒の最愛の人が一人死んだのを境に。
出来ることは、してやる。
何でも、相談は乗る。
そう決めた―。
#END#