運命を感じる相手と出会ったとき


なぜか怖くなる


惹かれているのに怖い

気持ち悪さすら感じるのに離れられない


このままでいたい気持ちと

一緒になりたい気持ち


でも近づくほど怖くなる


変わってしまう気がする

本当の自分になってしまう気がする


本当の自分を見せて

それでも去られてしまうかもしれない


その怖さ


やっと結ばれたとしても


いつかは別れが来ることも

どこかで分かっている


この世界にいる限り永遠はない


地球を卒業するとき


もし相手の方が先だったら


自分だけが残されるとしたら


置いていかれる

ひとりぼっちになる


その恐怖


だから


深く愛することが怖くなる


近づくほどに

失う未来まで感じてしまうから


それでも惹かれてしまう


どこかで分かっているから


この出会いは

これまでの自分ではいられなくなるものだと


まるでサナギが蝶になる前みたいに

一度どろどろに溶けてしまうような感覚


壊れるのが怖い

失うのが怖い


だから距離を取ったり

相手をコントロールしようとしたりする


でも


どうやっても動かない現実にぶつかる


そのとき初めて気づく


見ていたのは相手じゃなかった

見せられていたのは自分だった


相手を通して

自分の中にある恐れや執着 不安が浮き彫りになる


外に求めていたものが

本当は内側にあったことに気づいていく


何がしたいのか

何をしていると満たされるのか


相手ではなく

自分に問いが向き始める


相手と一緒になりたいという想いも


突き詰めれば

自分の中で分かれていたものを一つにしたいという衝動


行動して現実を創る力と

すべてを受け容れて委ねる力


自分の中の男と女


その両方を生きていく


外側の誰かと一つになる前に

まず自分自身と一つになる


怖さの先にあるのは


本来の自分を生きるということ