『万葉集』
初春令月 気淑風和 梅披鏡前之粉 蘭薫珮後之香
「師の老の宅に萃まりて、宴会を申く。
時に、初春の令月にして、気淑(よ)く風和ぎ、梅は鏡前(鏡前)の粉(こ)を披(ひら)き、蘭(らん)は珮後(はいご)の香を薫(かおら)す。」
(意味)
大伴旅人の邸宅に集まりて、宴会を開く。時に、初春の何事をするにもめでたい月が出ていて、空気はよく風は爽やかに、梅は鏡の前の美女が装う白粉のように咲き、蘭は身を飾った香のように薫っている。
人々が、美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ。
悠久の歴史と香り高き文化、四季折々の美しい自然。
こうした日本の国柄をしっかりと次の時代へ引き継いでゆく。
厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、一人一人の日本人が、明日への希望と共に、それそれの花を大きく咲かせることができる、そうした日本でありたい。
文化を育み、自然の美しさを愛でることができる平和な日々に、心からの感謝の念を抱きながら、希望に満ち溢れた新しい時代を、国民の皆様と共に切り拓いてゆく。
新元号の決定にあたり、その決意を新たにしております。
昨日は、新元号の決定と発表がなされました。
待ちに待った新元号は、『令和』。
最初、ちょっと意味がわからなかったのですが、安倍総理大臣の談話を聞いているうちに、万葉集の一場面からとったんだと知り、更に、そこから、「令」という文字が「麗」を簡略化して成り立った言葉だったことを思い出し、「うるわしく・美しく和合する」という意味か!と知り、なんて素敵な元号だろうと、人知れず涙が溢れてきました。
安倍総理のご説明も、なんて素敵なんだろう✨と。
人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ、育つ。
日本人一人ひとりが明日への希望と共に、それぞれの花を大きく咲かせる。
文化を育み、自然の美しさを愛でることが出来る平和な日々に、心からの感謝の念を抱きながら、希望に満ち溢れた新しい時代を、国民の皆様とともに切り拓いてゆく。
これって、世界を変えるファッションショーそのものだなと。
これまで、出演したモデルの皆様始め、観覧に来られた皆様、世界を変えるファッションショーに関わられた皆様が、日々の人生そのものが大きく変化・進化を遂げています。
「当たり前の日常に感謝できるようになった」
「新しい才能が開花した」
「生きる意味を見出せるようになった。」
「生きていることを心から楽しめるようになった。」
「孤独だと思っていた人生、全く孤独じゃなかった。愛する者に囲まれていたことに気づいた」
などなど、自分の人生の生きる意味を見出せた方がたくさんふえました。
美しく寄り添いあい、互いの人生を讃え合い、世界を変えるファッションショーという文化が生まれた。
そして、それぞれの女性たちが、自分の花を大きく咲かせ始めました。
世界を変えるファッションショーの時代が始まったのだと、今回の新元号の発表を受けて、強く強く感じました。
来たる4月10日、平成最後の世界を変えるファッションショーは、第10回目を迎えます。
平成の世から新しい令和の時代へ、輝く希望に満ちた美しい大輪の花をたくさん咲かせる時代へ、私たちも更に飛躍していくこととなりそうです。