
それは、大好きなDOUTOR香里園店が、一旦閉店したのです。
1年~1年半ほどで建物を建て直し、再びオープンするそうなのですが、1年~1年半の間、香里園からDOUTORが消えることもショックだし、なにより、大好きなDOUTOR香里園店の優しい美しい素敵なスタッフさん達に会えなくなることが、なんとも辛く寂しく、不思議な気持ちになりました。

DOUTORコーヒーとは、大学進学を機に上京してから、安くて美味しいコーヒーが頂けるお店ということで東京っ子の友人に教えてもらって通い始めてから、かれこれ20年来のファンです。
20年前は、大学生になりたてで、コーヒーなんて、1度も美味しいと思ったこともなく、都会っ子の友人が、「あたしもコーヒー飲めないんだけど、DOUTORのコーヒーだけは結構いけるのょね
パンも美味しいし、行ってみる?」と言われて入ってオドロキ(@ ̄□ ̄@;)!!ミラノサンドとかいうサンドが、めちゃめちゃ美味しい!!
コーヒーも、只の苦い汁と思っていたのに、DOUTORのコーヒーは、香りや風味がなんとも言えない、これがコーヒーか!?
今まで飲んでたのはなんだったの?
とにかく、オドロキました。
しかも、安い

学生には、最高のランチでした。
それで、ほとんど毎日、お昼はDOUTORのミラノサンドセットでした。
そんな風に、DOUTOR生活が続いていましたが、スターバックスが銀座にオープンし、日本中に広がり始めると、世の喫煙者が居所を失い、DOUTORに殺到しました。
禁煙のスターバックスが、世にもイケてるコーヒー店としてメジャーになると、他の飲食店が次々に禁煙にし始めたため、DOUTORには喫煙者が怒濤の勢いで流れ込んだのでした。
私は、タバコの臭いがどうしても苦手なので、DOUTORからは足が遠のいてしまいました。
しかし、数年が経ち、世の中は、全面禁煙よりも、分煙に切り替わり始め、さらには、DOUTORも分煙の店舗が増えて、安心して再びDOUTORへ行けるようになりました。
その頃、DOUTORの鳥羽会長が、70歳を機に銀座に世界一カフェを創るということで【ROYAL Crystal Cafe】をオープンしたということをテレビで知り、早速行ってみたのでした。
すると、シャガールやマリー・ローランサンの絵が惜しみ無く飾られており、店内はラリックのガラス芸で飾られていました。
しかも、世界中のスペシャリティーコーヒーをリーズナブルなお値段で、世界一の店構えの店内で頂けるという、素晴らしいところで、本当に感動しました。

そんなこんなで、私の中で、DOUTORは、大好きなコーヒー店ナンバー・ワンなのですが、ここ数年、仕事で東京と大阪を往き来する生活になり、大阪や京都のDOUTORにもいくようになりました。
特に、香里園駅のすぐ横のDOUTORは、大阪に出張にきた時は、よく朝御飯を食べに行くようになっていました。
毎回、行っていると、いろんなことが見えてくるものです。
はじめは、なんか、いい店舗だなというくらいでしたが、いつの頃からか、女性の店員さんが皆爽やかな笑顔だということに気づきました。
そして、一人、とってもキレイな方がいたのです。
キレイかわいい感じで、良い家の奥さま風な方で、DOUTORで働いていることが不似合いなんです。でも、いつも一生懸命仕事をされています。
そして、もう一人、機敏で笑顔のほんとに素敵な女の子もいました。彼女は、お店の中から通りの方まで眺めては、外の通りで転んだおばあちゃんがいると、すかさず走って店の外に出て、声をかけ、体を起こしてあげたり、おばあちゃんを励ましているのです。
しかも、ここのコーヒーは、他のDOUTORのコーヒーよりも、特別に美味しく、ミラノサンドも、他店より全然美味しいのです!
駅周辺には、高齢者も多いのですが、このDOUTOR香里園店の前には、自転車置き場もあり、通勤や通学の若者が、ゆっくり歩く高齢者に自転車をひっかけたり、たまにあるのです。細い道なのに、駅前ということもあり、車やバイクも通るので、大変です。
そんな状況とはいえ、彼女らDOUTOR香里園店の女性スタッフさんたちは、率先して、来店する様々なお客様たちに、優しく声をかけたり、赤ちゃん連れのママにも様々な気遣いをされており、本当に頭が下がる思いで、朝からとっても清々しい気持ちで過ごせる、大好きな場所となっていきました。
新しいスタッフさんが入ってきて、新人教育にてこずっている様子も見たりして、なんだか、他人とは思えない親しみを感じるようになっていました。
私自身も、調子のいい時ばかりではないので、たまには、体調が思わしくなかったり、メンタル的に落ち込んでいたり、様々な思いでいる中、通っていましたので、ここのスタッフさん達と共に成長しているような、仲間のような気持ちになっていました。
そんなに話したことがあるわけでもないのですが、勝手に親しみを感じていました。
…その、DOUTOR香里園店が、10/31を以て閉店となると聞き、昨日、慌てて駆けつけました。
そんなに話したことがあるわけでもないので、どうしよう!
とにかく、私が何者か知らせよう。
そして、今までの感謝の気持ちを伝えよう!
意を決して、モーニングに行きました。
一番長い店員さんが勤務を終えて帰ろうとしたので、すかさず声をかけて、感謝の気持ちを伝えました。
なんだか、涙が出てきました。
このお店がなくなることが淋しいだけでなくて、こんな素晴らしいカフェに出会えたことに感動して、こんな素晴らしい出会いが生きていれば起こるということを経験できたことに、涙がこみ上げてきたのです。
もっと気の利いたことが言えれば良かったのですが、なかなか上手に言葉にできなくて、普通の言葉を並べるだけでした。
でも、その素敵な店員さんが、香里園店が再びオープンするまで大阪市内のDOUTORに移動して、香里園店が再オープンしたら戻ってこられると知り、ほっとしました。
冷静に考えると、よくいくカフェ、カフェといっても日本全国にあるチェーン店で、出張の朱鷺にしか行かないお店だし、別にそんなに親しくお話したりする相手でもないのに、なんでこんなにたくさんの思いが込み上げるのか、本当に不思議でした。
きっと、表面にはわからない様々なことがあるんだと思いました。
とにかく、あと1年~1年半、元気に生きて、再び再会できることを楽しみにしたいと思いました。
