台風一過の我が家に兄嫁から電話が。

いよいよ兄の容態が悪いらしく。

まだ台風の爪痕も生々しい中、兄の入院

している病院へ、お見舞いに行きました。

 

緩和ケアに入り、手厚い看護を受けていますが

さすがに見る影もなく痩せ、それでも気を使って

兄嫁にコーヒを買ってくるよう言ってくれて。

 

昔話や古い友達の話をすると、嬉しそうな顔を

するのが切なかったです。

 

病院近くの洋食屋さんで兄嫁と一緒にランチをしました。

ツレは嬉しそうにステーキをオーダー。

空気を読まない、というか遠慮がないというか(*_*;

 

兄嫁は兄の看病に加えて、母がホームに入っている

とはいえ時々顔を出す必要があるし、頼りにしていた

お姉さんは、心臓の手術で予断を許さない状態にあり

さぞ落ち着かない日々かと思ったのですが、兄は病院に

任せて、ゆっくり休養しているのだとか。

 

腹が座ってるなぁ。

 

「もう4回も一緒に救急車に乗っているもんだから

何が起きてもおかしくない、と思ってるの」と。

 

兄の口の悪さは実家の父のDNAだし、災害に

備えて重体なのにあれこれ指図するところも

家族思いだった父の愛情表現と同じだと、話が

盛り上がりました。

 

2年くらい前までは、兄嫁とはどちらかといえば

疎遠だったので、こんな時間が持てるなんて

考えたことはなく。

 

これは兄の置き土産なのかもしれません。

置き土産といえば、形見にバッハのCDやレコードを

残しておいてほしい、と頼んで別れました。