先日、近くの介護施設を、義母と見学しました。

 

OH!ごーじゃす!!!

エントランスが広くてホテルみたいじゃありませんか。

立礼式ではありますが、お茶席だってあるし。

ここでボランティアの方方々がコンサートを開いたり

隅のカフェで介護家族と介護老人が交流する

サロンも開かれるのだとか。

義母は、デイサービスを受けないと

ずぅ~~っと言い張っておりました。

デイサービスを受けたほうが、認知症を予防できると

説得しようとすると「あなたたちには迷惑を

かけたくない」と泣きそうになる。

いや、迷惑ってか負担ですからぁ。

 

つまりですね、彼女の頭の中では

介護老人施設の利用(デイサービスもふくめて)は

認知症老人のためである。→そういう施設を利用するほど

自分は衰えていない(と思いたい)→自宅が一番楽チン

だからずっといたい。

 

という図式が成立しており、自分が家にいることが家族の

負担になっているということが、理解できない、というか

理解したくない。

デイサービスを利用すると、自分が認知症だと認めることに

なるので、特養老人ホームに入れられてしまうと思いこんで

いるわけでして。

 

でもね、もっと介護度が進まないと、入れないし

入れる介護度まで進んだとしても、すぐ入れません。

わかってないんだよね。

だいいち、8年前は義妹の住む近くの有料老人ホームに入る

と言って、見学までしたのは、どこのどなた様?"(-""-)"

 

んー、義母のプライドを傷つけて認知症を悪化させたく

ないので、とても遠慮してましたが、それを続けていると

私たちが潰れるので、やわやわと、しかし強引に

デイサービスを利用しようと決意したのでした。

 

ここまで来るのに、いろいろなことがあって、怒りが

大爆発したこともあったのですが、そんな自分もふくめて

人間て悲しい存在かもしれない。

 

で、一瞬ですが、あ、一瞬ですよ、あくまでも一瞬の話です。

阿弥陀如来の大悲って、ダライラマの説く慈悲というのは

こーゆー視点かもしれない、と思ったのですよ。

 

認知症の義母も、尊厳を失いつつある母を介護する息子(夫)も

知らん顔する義弟妹も、それを怒る私も....。

ほんとに一瞬です。そんなに私、悟りすましてませんから(*_*;

 

というわけで黒嫁は

「デイサービスを受けてもらってから次の目標はショート

ステイ。秋に旅行できるといいわね」(^.^)v

と夫をそそのかしたとさ(黒笑)