2026/7/12 公開礼拝 説教

『成約時代の善悪主権交差――「三代王権宮」の出発と日本家庭連合の消滅』

説教者:日本サンクチュアリ協会 :協会長 中村仁史

🔸1. 
はじめに:新体制の出発にあたって 

 全国全世界の兄弟姉妹の皆様、おはようございます。
 この度、日本サンクチュアリ協会の協会長を拝命いたしました、中村仁史でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 急な体制変更と言いますか、皆様も私自身も、新しく急に体制が変わったという印象が強いのではないかと思います。 
 6月1日に「三代王権宮」が全世界的に新しい体制で出発いたしました。日本におきましてもそれに伴って6月28日に江利川総会長から新体制の発表があり出発をいたしました。 本日はその出発の最初の礼拝となります。このように急に変わったように見える背景や流れを本日の礼拝の前半部分で整理し皆様と共有させていただきたいと思います。 

 後半におきましては、40日前に二代王様が日本に来られた際(5月21日、山口聖殿)に語られた御言を深掘りし、今の私たちの立場でどのように捉えていくべきか、一つの指針として共有させていただきます。 

🔸2. 
2026年6月の出来事と「家庭連合の解散命令確定」 
 
 先月6月は、歴史において一大事件と言っていい出来事がありました。世界天宙レベルでは「三代王権宮」が始まったことが大きいのですが、日本において起こった極めて大きな出来事は、皆様ご存じのように 6月22日に家庭連合の解散命令が最高裁で支持され、確定したことです。 

 そして、それを見届けるかのような形で、日本サンクチュアリ協会においては6月26日、私たちが敬愛する井田幸ニ先生が霊界に行かれました。今後ますます霊界から支援をしてくださるものと信じております。 

🔸3. 
善悪主権交差の48ヶ月(4年)の流れ 

 今回、これまでの流れを振り返ってみました。2022年6月25日の出来事を覚えていらっしゃる方も多いと思います。この時、二代王様は次のように語られました。

「詐欺師たちがそのように騒動を起こす時、すでに滅びているということです」 

 また、6月29日の九州大会における妨害行為に対しても、王様は「あなたたちは私ではなく、お父様と戦っているのだ」と言われました。これが原因となり、今回の「最高裁での解散命令確定」という結論、すなわち「神の審判」へと至りました。 

 現実的に見れば、理不尽な内容や宗教迫害といった側面もありますが、最も本質的な理由は 「三代王権に対する直接的な反逆行為」 です。目の前で直接的に行った反逆行為が、決定的な神の審判のトリガーになりました。 

 この2022年6月25日から今回の2026年6月22日までの 「4年間(48ヶ月)」 の流れを確認してみたいと思います。 48ヶ月というのは「16ヶ月 × 3段階」に分けることができます。 

 蘇生期の16ヶ月
 長成期の16ヶ月
 完成期の16ヶ月

 長成期の完成期にあたるのが2025年3月25日の東京地裁による解散命令でした。そこからさらに下落していき、4年後の今月、解散へと至りました。 

 一方で、サンクチュアリの側は、サタン分立を経て上昇し、現在の「三代王権宮」および日本の新体制としての出発を迎えました。 

🔸4. 
エリコマーチとサタン分立の条件 

 皆様、2025年2月から3月にかけて、どのような活動をしていたか覚えていらっしゃるでしょうか。 

そうです。「エリコマーチ(エリコ作戦)」です。1月から始まり、3月22日に完了して23日に発表されました。全国280箇所で行ったエリコマーチは、長成期の完成期を越えていくための重要な条件でした。 

 また、同時期に江利川総会長が2月〜3月にかけて3回の警告文を出されました。その結果、3月31日に○○氏が退会して出ていきました。これは サタン分立 を意味します。江利川総会長が3度警告を叩くことによって、サンクチュアリからサタンが分立され、そこから上昇していく流れが16ヶ月前から始まっていたのです。

🔸5. 
アブラハムの象徴献祭から見るサタンの狙い 

 この内容を、復帰摂理・原理の観点から見てみます。
アブラハムの象徴献祭において、サタンの狙いは何だったのでしょうか。 
アブラハムは裂くべき鳩を裂かなかったため、その上に荒い鳥が降り、イスラエル民族はエジプトで400年間苦役することになりました。
蘇生を象徴する鳩がサタンの所有物となったため、その上の長成・完成を象徴する羊や雌牛にもサタンが侵入しました。鳩を裂かなかったことで、全体が丸ごとサタンに奪われることになってしまったのです。 

 これを摂理に当てはめると、旧約に該当する「統一教会(蘇生)」、新約に該当する「家庭連合(長成)」、そして本来その上に乗るべき成約の「統一聖殿(完成)」という流れにおいて、サタンは完成期である「統一聖殿(サンクチュアリ)」の基盤を奪おうと狙っていたのです。 

🔸6. 
16数(12と4)と洪水審判、そして早稲田の聖地 

 16という数は、「12」と「4」に分けることができます(ノアの箱舟の120年と40日の洪水審判と同様です)。
これを16ヶ月に適用すると、12ヶ月と4ヶ月になります。 

地裁・高裁の判決からの「4ヶ月」は、まさに洪水審判の期間であり、教会財産が国に没収され、一掃されていく現象が起きました。 

 一方で、サンクチュアリ側では、信八様が日本に来られ、3月14日に早稲田の聖地を巡礼されました。これを機に、東京教会では早稲田の聖地巡礼を随時行うようになりました。 

1959年10月2日、西早稲田(当時の雄鶏舎時計店跡)において日本統一教会の最初の礼拝が行われました。お父様が下宿から大学へ通われた道沿いで、統一教会は出発したのです。 

 しかし、1970年にはそのすぐ近くに拉致監禁の主導組織(事務局)が入り込み、以降4,300人以上の拉致監禁という痛ましい歴史が作られました。サタンは統一教会が始まったまさにその場所に侵入したのです。 

今回、二代王様や信八様がこの地を巡礼され、私たちが条件を立てて新体制を出発させたことは、サタンの侵入した家庭連合から完全に分立し、新しく 「鳩を裂いてサタン分立を完了した」 ことを意味します。失われた旧約の基盤をもう一度作り直し、群馬の青年たちの基盤へと連結させる新体制が始まったのです。 

🔸7. 
新体制が取り戻すべきもの 
 家庭連合の消滅によって失われてしまったものを、私たちは取り戻さなければなりません。

1. 長子権の復帰(社会的な信用・信頼の回復)
2. 4,300家庭の復帰
(拉致監禁などで失われた家庭の復帰、夫婦で8,600名、すなわち「7,000名伝道」)
3. 宗教法人格の復帰
これらは、成約摂理を支えるために私たちが何としても果たさなければならない使命であり、至上命令です。 

🔸8. 
御言の深掘り:「窓」と「信号」としての御言葉 

 後半として、二代王様の御言葉を深掘りします。王様は「窓」について語られました。

「窓を開けると自然が見えるように、芸術作品は『窓』です。これを通して背後にある神様のストーリーを見るようになります。初期のキリスト教でイエス様の絵(イコン)を見る時、それが天を見る窓であり神様を見る窓でした」 

実は、お父様の「御言」や「原理」も同じように「窓」であり「信号」なのです。 

信号とは、情報を伝達するための媒体です。お父様は食事の例えを通して、目の前にあるご飯がどのような過程を経て作られたのか、その背後にあるストーリーを知ることが重要であると語られました。 

「御言の目的は実体であり、実体の目的は心情である。ゆえに御言を伝える時、天の心情を伝えることに目的を置かなければならないし、聞く人もその御言を通して天の心情を知ろうと努めなければならない」 

人間は二元論的に捉える癖(堕落性)があり、片方だけを重視しがちですが、御言葉の文字情報(情報そのもの)も、その背後にある天の心情も、両方が重要です。文字情報だけに囚われていると、摂理が次の段階に展開した時に対応できなくなってしまいます。 
同じ御言葉であっても、自分の成長段階や置かれた状況によって受け止め方が変わるのは、その「窓」を通してアクセスする背後の霊的世界・心情の世界が無限に広がっているからです。 

🔸9. 実体を通して神を見る 

 二代王様は次のように語られました。
「イエス様の実体が、宇宙の神様を見る窓になります。お父様の実体が、宇宙の本体である神様の窓です」 

私たちは、メシアの実体を通して神様の姿や心情を体恤するようになります。
お父様がイエス様から天命を受けられた時の不安や恐怖、葛藤(『栄光の王冠』に記された心情)に相対し、その心情を体恤していくことが重要です。 
また、二代王様も、ご自身が自ら望んで王冠を被ったのではなく、お父様から油を注がれた後継者としての重い責任を果たすために、躊躇なく悪と対決し宣言しておられます。その必死な戦いのご心情や事情を、私たちは御言葉から感じ取らなければなりません。 
現在、摂理の回転は非常に早くなっています。中心軸(三代王権)に近いところにいれば、遠心力に振り落とされることなく、自分の実力以上の結果を出すことができます。しかし、中心から離れてしまうと、強い遠心力によって弾き飛ばされてしまいます。私たちは常に中心に近づく意識を持つ必要があります。 

🔸
10. おわりに:腹をくくる(覚悟を固める) 

 原理には「知・情・意」があります。
 頭(知)で理解する
 心(情)で感じる
 腹(意)を決める
私たちは「提主解凍・霊肉生成・台湾ツアー」などを通して、直接三代王権の心情に触れ、感じることができます。しかし、感じて「良かった」で終わって日本に戻ると、また元の生活に流されてしまいます。 
長成期から完成期を越えていくためには、「腹をくくる(覚悟を決める)」 ことが不可欠です。腹を決めなければ、行動や生き方、生活は変わりません。精誠を尽くしながら自分自身でこの段階を越え、覚悟を固めて新体制の使命を果たしていきましょう。
伝道の秘訣は、知識や実力ではなく「精誠の度合い」に比例します。三代王権を中心に精誠を尽くせるのは私たちしかいません。新体制において、私たち一人ひとり、一家庭一家庭が召命されたという自覚を持ち、新たな出発をしてまいりましょう。 ありがとうございました。

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