金星と地球は大きさ、太陽からの距離、平均密度、そして表面重力も良く似ているため「双子惑星」と称されています。金星は地球のすぐ内側を周回する太陽系第2惑星で、地球から最も近い惑星です。(両惑星間の平均距離は約4800万キロメートル)
金星の英語名「Venus(ヴィーナス)」はラテン語の「Venus Veneris」(古代ローマ神話の愛の神)に由来しています。惑星全体が厚い雲に覆われているため地球の望遠鏡では地表の様子を観測できませんが、20 世紀の始め頃までは「金星は温暖多湿の気候を持ち、熱帯雨林に覆われた惑星だろう」という見解が広くありました。
1962年以降の米ソ探査機による調査で、金星には活火山が多く存在し、クレーターの数は少なく、地表の様子が地球と良 く似ていることが判明しました。また金星の大気は3つの層に別れていて、雲は水蒸気と火山性の硫黄粒子で構成されており、雷も頻繁に発生している事が分 かっています。
一般的に発表されている金星の画像は紫外線フィルターを通して撮影されたものが多いのですが、(肉眼で見る)実際の金星 はかなり白っぽく見えます。金星の雲の光の反射率は78%もあり、地球の38%や月面の10%に比べて非常に大きく、金星が太陽と月を除いて夜空で最も明 るく輝く星である原因でもあります。
また、金星の上層大気の雲は非常に早い速度(ほぼ4日)で東から西へと一周することが分かっています。
「以下引用」
金星に「巨大な目」=日ごとに形状が変化
3月14日8時1分配信 [時事通信
【ワシントン13日時事】欧州宇宙機関(ESA)は13日、金星探査機「ビーナス・エクスプレス」による観測の結果、金星の南極部分に台風の目のような形を持つ巨大な渦があり、その形状は日ごとに変化していることを明らかにした。
渦は約2000キロの幅を持ち、「目」はその中心部で観測されている。渦が形成される理由はなぞだが、ESAの観測チームは「太陽によって熱せられ、金星の極上空で上昇・下降を繰り返すガスが自転によって偏向し、渦ができるのではないか」と推論している。
