「人を見捨てず、救うことの大切さを」
現在の子供達を含め我々が生活している環境は、生産と消費の経済中心(お金が移動する)の社会であります。
このような環境の中で今の子供達が修学する環境は、ほとんど全て自分の意思が尊重されない構造となっていると思います。学校や地域の枠の中には、常に誘
惑や危険と隣り合わせの状態が多くあります。それは「朱に交われば赤くなる」の格言と同じで朱(悪)が多いところには危険も一杯と言うことです。
先日、あるテレビ放送で中学を卒業して高校に行かず料亭に住み込みで就職した女の子の事が放送されていました。その内容は中学時代は悪友四人組で窃盗・恐喝等警察のお世話になること二〇回以上であったとのこと。
しかし、料亭に就職して厳しい躾と怖い店長や先輩から働くことの厳しさを躰に叩き込まれて、まるで別人のように変わってしまった経緯を見て、「人間は環境が全てだな」と痛感しました。
仏教・空海は宇宙万物のものは全て「大日如来」から生まれていると説きます。ですから仏様から生まれたのであるからどんなものにも仏性が備わっている訳です。
特に人間は生まれた時は何の穢れもなく、純真・清浄そのものです。それが成長の段階で我欲や悪業が増えてきて、清廉純真さが無くなってしまうのです。
今回のテレビ放送を見て、人間性と言うものは環境に左右され易いものであり、一時で人を判断せず最後まで人を見捨てず、救うことの大切さを改めて考えさせられました。