大リーグ 井川が初白星、5回投げ無失点

大リーグ 井川

3月21日16時58分配信 毎


【ヤンキース・フィリーズ】5回を投げ2安打無失点と好投した井川=米フロリダ州タンパで20日、

 【タンパ(米フロリダ】米大リーグは20日、各地でオープン戦を行い、ヤンキースの井川は先発で5回を投げ、無失点。4度目の登板で初白星を挙げた。打者19人に対し65球を投げ、2安打3三振3四球とまずまずの内容だった。松井秀は5番・左翼で先発し3打数2安打。八回の守備から退いた。
 デビルレイズの岩村はインディアンス戦に8番・三塁で先発して4打数2安打。初の1試合複数安打で、4試合連続安打となった。マリナーズの城島はダイヤモンドバックス戦で2打数無安打。イチローは出場しなかった。
 カージナルスの田口は斎藤のいるドジャース戦に、2番・中堅で先発して3打数無安打。斎藤は3番手で登板して1回を投げ、ソロ本塁打を浴びて1安打1失点。レンジャーズの大塚もジャイアンツ戦に3番手で登板し、ボンズに一発を浴びて1安打1失点だった。
 ◇変化球をしっかり低めに集める投球…井川
 アバウトと言えば、アバウト。それは井川もわかっているし、それがまた持ち味でもある。この日最速146キロをマークした速球は「まだ内外角に投げ分けられない」と言いながら、変化球をしっかり低めに集める投球で、オープン戦初勝利を手にした。
 これまでの3試合は計7回3分の0を投げて7四球。制球難をいかに克服していくかが課題だった。修正のポイントはフォロースルー。この日、四球を与えると、捕手のポサダがマウンドに行き、フォロースルーの動きにアドバイスを与え、注意を喚起した。
 試合の中で、修正を加えていける余裕も生まれ始めたのだろう。五回。先頭打者を歩かせたが1死後、1番のビクトリアーノを外角のスライダーで三塁併殺打に打ち取った。昨季ナ・リーグの本塁打・打点の2冠王、ハワードも2打席凡退。「徐々に自分のピッチングができている。併殺打は(自分の)イメージ通り」と自信もうかがわせる。
 「今まででベストの投球。『自分はもっとうまくできるのに』とこれまでフラストレーションを感じただろうが、今日はよく眠れるだろう」。トーリ監督はほめ言葉で井川を迎えた。
 ただ、「まだしっくり来ない」速球のことが頭にある。試合を経るたびにばらつきはなくなっているが、まだ思うように走らない。内外角だけでなく、高低も使い分けられるようにすること。それが、シーズンに向けた課題となりそうだ。【村田隆和】
 ○…松井秀はオープン戦15試合目で4度目の複数安打。二回の第1打席は二ゴロに終わったが、四回に中前打、六回には左翼線二塁打を放った。二塁打は外角低めの球を逆らわずに、強い打球で打ち返すことができた。「難しい球だったが、左方向に打つのが一番ヒットになる確率が高い」と納得した表情。この日の2安打で、打率は3割5分7厘。本塁打は5日のタイガース戦以来、11試合ないが、打撃自体は好調なだけに気にしていない様子だった

最終更新:3月21日16時58分