　運命を変えてしまった一瞬

3月12日8時55分配信

一瞬の出来事がすべてを変える…。人間の強さと弱さを細やかな描写で描いた、河原れんの小説「瞬（またたき）」が、3月12日より発売。（e-publishing・日本繊維新聞社）

ほんの一瞬の出来事が人の運命を変えてしまう…。その一瞬に潜む影と儚さを描いた、河原れん著作の小説「瞬(またたき)」が、3月12日(月)より発売。同乗したバイクで事故に遭い、恋人を失ったショックから事故当時の記憶を失ってしまった主人公の泉美。そして妹が負った火傷を自分の責任と感じ、それを隠しながら生きてきた弁護士の真希子。過去に傷を抱えるこの二人を巡ってストーリーは展開し、その傷と向き合うことで苦しみを乗り越えていく姿が描かれています。記憶の中から消されてしまった事故の一瞬。その真相をともに追究していく泉美と真希子。やがて明らかになる心を射抜くような苦しい事実…。「自叙伝を書くように泉美になりきって書いた」と著者の河原れんがコメントを語るように、真相を追究しながら葛藤する主人公の姿がリアルに描かれています。すでに映画化も進行中のこの作品。著者自ら脚本を担当するなど、意気込みもかなりのものです。まずは小説から、一瞬の出来事に翻弄される人間の儚さ、そしてそれを乗り越えていく前向きな強さを感じてみては。『瞬』(幻冬舎)著者/河原れん価格:1470円。全国の書店にて3月12日(月)より発売。「amazon」などの通販サイトでも発売中。
http://www.amazon.co.jp/(amazon)。

最終更新:3月12日8時55分