マイケル・ジャクソン:1年ぶりディズニーランド訪問

 来日中の米歌手マイケル・ジャクソン(48)が7日、千葉県浦安市の東京ディズニーランドを訪れた。同所を訪れたのは昨年5月以来。

 都内のホテルから、真っ黒なジャケット姿で午後6時半すぎに到着。3人の子供の姿は見えなかった。閉園間際の午後10時ごろには「イッツ・ア・スモールワールド」に入場。アトラクションから出てくると、周囲にはマイケル見たさにファンが殺到。マイケルは一度は足早に立ち去ろうとしたが、ファンの前に戻り、両手を重ね合わせておじぎするなど、上機嫌だった。


暗く、おぞましいニュースが続いています。何か明るい話題がないものか、そう思っていたところ「マイケル・ジャクソン 27日に来日」というニュースが飛び込んできました。

ジャクソンさんは「私は日本の古くからの友達に会い、多くのファンにあいさつすることを楽しみにしている」とのコメントを発表した。日本滞在中、児童養護施設を訪問したり、東京を観光したりし、実業界のメンバーとも会うという。(時事通信 5月26日)

マイケル・ジャクソン氏は、過去に二度、東京ディズニーランドに来園しています。
今回も「観光」のスケジュールのなかにディズニーランドが含まれているとうれしい、私はそう思っています。

私が再訪して欲しいと思う理由は一つです。
それは「マイケル・ジャクソン氏にはいつまでもディズニーランドのリピーターであって欲しい」と願っているからです。

マイケル・ジャクソン氏の過去のディズニーランド体験が「素晴らしかった」からこそ、氏はリピーターでいてくれるのであり、その氏の体験を「素晴しい」ものにしたのは、ディズニーランドのキャスト達による「おもてなし」そのものであるのです。
そして、その「キャスト達」には私も含まれています。そうであるからこそ、氏がディズニーランドのリピーターであり続けて欲しいと願っているのです。

今日はマイケル・ジャクソン氏が来園した時の話と「ディズニーランドと芸能人」の話を少しだけさせていただきます。

私が知っている「ディズニーランドと芸能人」のエピソードは外部の人には話さず、心の中に秘めておきたい気持ちもありますが、この暗い世の中、ほんのすこしだけ、みなさんに知らせたい欲求にも駆られています。テレビの番組ではないのですが「へ~」くらいに思っていただければ幸いです。
(とりとめのない内容になりますことをお許しいただきたいと思います)

マイケル・ジャクソン氏の最初の訪問は1987年の9月の24日でした。たしかその日はパークの閉園後の来園ではなかったかと思います。(「マイケル ディズニーランドを貸切」という報道がなされた記憶があります)

マイケル・ジャクソン氏は、当時自らが出演していたアトラクション「キャプテンEO」とステージショー「イッツ・パーフェクト」を鑑賞したという記録は残っています。

私にとって印象深かったのは、ワールド・バザールにある「タウンクロージャーズ」というショップでの氏の姿でした。
真っ赤なジャケットに黒のボトム姿の「マイケル・ジャクソン」が、私の横を スッ と「通った」時・・・正直、私は オーラ を感じました。

そして、氏の真っ赤なジャケット姿が目に焼けつきました・・・

それから12年後、映画「シックス センス」を観た時、真っ赤なジャケット姿のマイケル・ジャクソンの姿がよみがえりました。映画[シックス センス]の内容とは関係ありませんが、たしかにあの「赤」でした。

それほどまでに印象深い「赤」のジャケットと発せられた強烈なオーラ、私には忘れることのできない日になっています。


マイケル・ジャクソン氏の二回目の訪問日の様子は、詳しくは分かりません。訪問日は1996年12月の日本ツアーの時であったような記憶もあるのですが・・・

覚えているのは、マイケル・ジャクソン氏が好きなアトラクション「イッツ・ア・スモールワールド」に乗船した時の「ちょっとした混乱」のことです。

当時私はゲストリレーション部門に在籍していました。
ゲストリレーション部門は、ガイドツアーや要人エスコートを担当する部門も含まれていますから、マイケル・ジャクソン氏の来園情報や当日のエスコート計画は当然知る立場にありました。

氏のエスコートを担当した同僚のスーパーバイザーから聞いたところによると、「ちょっとした混乱」とはこのような内容です。

それは、
「イッツ・ア・スモールワールドにマイケル・ジャクソンを追いかけるゲストが集中し、対応に大変苦労した」という話でした。

一般のゲストもかなり多い日の来園です。

マイケル・ジャクソン来園 → イッツ・ア・スモールワールド乗船 → 入り口から入り、出口から出てくる

誰にでも分かることですね。

予想通り、イッツ・ア・スモールワールド周辺には、氏を待つゲストが集中したそうです。特に出口周辺の集中はすさまじかったとか・・

このような状態でマイケル・ジャクソン氏が通常のアトラクション出口から出てきたらどうなるでしょうか。
大変なパニックになる恐れもあります。マイケル・ジャクソン氏の身の危険だけでなく、彼を一目見ようとするゲストが思わぬ怪我をする可能性もあります。

どうすれば良いのでしょうか。

そうです。通常の出口から出ないようにすれよいのです。
たしかに、そうすることによって、氏を一目見ようとするゲストの期待には背くことにはなります。

しかしながら、「ここは」ディズニーランドです。ディズニーランドのエンターテイメントの主役はミッキーマウスであり、マイケル・ジャクソンではありません。
そしてまた、マイケル・ジャクソン氏もプライベートで来園している一人のゲストなのです。

マイケル・ジャクソン氏にも、そして一般のゲストにも安全に楽しんでいただくためには、別な出口から退出していただくしか方法はありません。

当日も、その方法をとったようです。
それではどこから退出していただくのが「正解」でしょうか?
アトラクションには秘密の出口などありません。

これもちょっとだけ考えれば分かります。
アトラクションには必ず「非常用出口」があります。どこの出口とは言いませんが「そこ」を使いました。

このように、ディズニーランドの多くのアトラクションには、要人が安全に入退出できるためのハード(施設)とソフト(ノウハウ)が備わっています。

先日、皇太子ご一家が東京ディズニーリゾートをご訪問されましたが、もし、「一般のゲストやマスコミに全く気づかれないように」という課題が与えられても、ディズニーランドはその課題を難なく克服できるだけの能力を有している、私はそう言っても過言ではないと思います。
(これは要人が望まれたならば、という仮定の話ですが、ほとんどの方は「気付かれないように」という特別対応を好まれないようです)




 2007年3月8日