アカデミー賞を逃し続けた巨匠監督の遺作映画が満足度1位

アカデミー賞を逃した

3月8日10時11分配信


巨匠ロバート・アルトマン監督の遺作となった『今宵、フィッツジェラルド劇場で』((C)2006 Powdermilk Pictures)

雑誌「Weeklyぴあ」調査による、3月3日(土)公開の映画の満足度ランキングでは、 巨匠ロバート・アルトマン監督の遺作となった『今宵、フィッツジェラルド劇場で』がトップとなった。2位には、カリスマアニメ作家・新海誠の最新作『秒速5センチメートル』が入った。( 映画満足度ランキングはこちら )

総製作費30億円、宣伝費9億円と、邦画では他に類をみない額をかけ製作された『蒼き狼 地果て海尽きるまで』は、興行ランキングでは堂々トップとなったが、満足度ランキングでは振るわなかった。また映画のクライマックスで約750人の全裸のラブシーンがあることで話題騒然となった『パフューム ある人殺しの物語』は、興行ランキングは5位とまずまずの好スタートを切ったが、満足度では思いがけず下位でのランクインとなった。

1位となった『今宵、フィッツジェラルド劇場で』のアルトマン監督は、2006年11月に死去。アメリカで最も尊敬される監督のひとりであり、アカデミー賞には5回もノミネートを受けながら、監督賞を逃し続けてきた。2006年度アカデミー賞で、長年の功績を称える「特別名誉賞」を受賞したが、本作が最後の作品となった。くしくも映画の内容は、30年以上も公開生放送していたラジオ番組の最終回の舞台裏を描く。作品中では、老齢のカントリーシンガーが亡くなるシーンもあり、どうしても監督自身が死を悟っているかのように思える演出がある。観客からは「意味深な終わり方は、監督らしさが光っている」「色々なことがあってこそ、人生は輝くのだと思った」と、希望の光を感じるラスト、そして「公開録音を観に行っている気分で楽しめた」と極上の音楽コメディを楽しんだようだ。

最終更新:3月8日10時11分