| 犯罪組織 |
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若い優秀な人材は、どこでも引っ張りだこである。それは、企業だけにとどまらない。世界をまたにかけたサイバー犯罪組織が、学生らをターゲットに国境を越えたリクルート活動を展開しているという。その様は、まるで“冷戦時代のKGB(旧ソ連の諜報機関)”さながらだという。 |
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| サイバー犯罪はいまや黎明期を過ぎ、麻薬や賭け事を上回る稼ぎを生み出すビッグビジネスになっているという。これは、ウイルスのばらまきなど不特定多数に被害を与える“実力誇示型”のサイバー犯罪が減少し、特定の企業をターゲットにした“金銭目的型”に変わってきていることとも一致する。 犯罪組織は、ウイルス、スパイウェア、フィッシングなどの手を使って、“カネになる情報”を盗み出す。リクルートされたクラッカー(犯罪を行うハッカー)は、個人情報を盗み出すスパウェアをユーザーのパソコンに送り込んだり、新種のウイルスをばらまく。また、SNSサイトのプロフィールなども利用して個人情報を集める。 そして、個人を割り出すと、次はフィッシングメールを送りつけて、クレジット番号などを探り出そうとする。レポートによると、フィッシングメールは過去1年間に約25%増加しており、以前のような「突然の幸運で臨時収入が得られる」といった類のものは減って、日常的にありそうな話で、ユーザーを詐欺にかけるものが増えているという。また、特定の人物をターゲットにする「spear phishing」は成功率が高いとも指摘している。 こうした犯罪行為では、麻薬や偽札のような伝統的犯罪に比べ、ネット越しに仕事をして稼ぐ分だけ実行犯の身は安全だ。腕を見せてコミュニティで自分の力を誇示することもできる。 レポートは「14歳の少年が、危険もなく、カネが手に入るハイテク犯罪の“セレブ”の地位に魅せられている」と指摘している。これは相当憂慮すべきことだろう。 |
