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| 真の世界一の座をかけて、最大規模と伝統の大会が始まる |
いよいよ10月31日に開幕するバレーボールの世界選手権「2006世界バレー」。
8年ぶりの日本大会で男女そろって開催されるとあって、大会を独占放送するテレビ局も、「4年に一度の真のバレーボール世界一決定戦」として、早くから応援番組をレギュラー放送するなど、盛り上げを図ってきた。
しかし、バレーボールの国際大会は複数あり、毎年「世界一決定戦」と銘打った派手なPRがされるため、「一体どれが本当の世界一を争う大会なの?」と思われる方も多いのではないだろうか。
そんな疑問を解消すべく、各国際大会の位置付けと、今回行われる世界選手権について紹介したい。
■6つの国際大会と世界バレーの格付け
バレーボールには6つの国際大会がある。そのうちの4大大会は、4年に一度、五輪の年から次の順番で開催され、またそのサイクルを繰り返す。
五輪
⇒ワールドグランドチャンピオンズカップ
⇒世界選手権(世界バレー)
⇒ワールドカップ
これに加えて、毎年、男子はワールドリーグ、女子はワールドグランプリが行われている。
これら大会の格付けだが、言うまでもなく五輪は、バレーボーラーが目指す最高の舞台。世界選手権は、国際バレーボール連盟(FIVB)が初めて作った国際大会で、五輪に次ぐ位置にある大会となる。
五輪に次ぐ位置とはいえども、その歴史は五輪よりも古い。五輪種目に初めてバレーボールが採用されたのは、男女とも1964年の東京五輪。しかし、世界選手権の第1回大会は、男子が1949年にチェコスロバキアで、女子は1952年にソビエトで開催されており、最も伝統のある国際大会は世界選手権なのだ。
参加国数、試合数も五輪を上回る。世界選手権の出場権を得るための大陸予選では、国際オリンピック委員会の加盟数(203)よりも多い218の国と地域に参加資格が与えられており(今回の参加チームは男女計174チーム)、それらの国・地域と戦い各大陸予選を勝ち抜いた男女各24チームが、本大会に参加する(五輪は男女各12チーム)。さらに、日本での本大会の試合数は208試合にも上り、規模は五輪やほかの大会よりもはるかに大きい。
世界の強豪は、バレーボール界最大の規模と伝統を持つ大会として世界選手権に挑み、全力で“王者の称号”をとりにくるのだ。
一方、日本男子のように、五輪の出場権を獲得できるかどうかのボーダーライン上にいるチームにとっては、重要な効果測定の場でもある。4年の五輪サイクルの中間地点ということで、次の五輪の出場権を獲るために、今のままの方針で強化を続けていけばいいのか、それとも方向転換が必要なのか、今後の強化方針を判断するためにも大事な大会となっている。
そのほかの国際大会だが、来年開催されるワールドカップは、規模的には世界選手権に及ばない。しかし、3位以上のチームに翌年の五輪出場権が与えられるため、五輪の切符争奪戦の最初の場として、各国とも力を入れてくる大会だ。
五輪の翌年に開催されるワールドグランドチャンピオンズカップは、各大陸選手権のチャンピオンと、開催国チーム(日本)、FIVB推薦国を含めた男女各6チームが参加する大会。大陸王者が集結する大会ではあるが、規模的には大きくはなく、歴史もまだ浅い。
毎年夏に開催されるワールドリーグとワールドグランプリは、その年に開かれる4大大会の前哨戦、あるいは準備のための大会という意味合いが強く、若手選手に経験を積ませたり、戦術を試したりする場として活用するチームが多い。
数ある国際大会のなかで、大会自体に権威があり、五輪への道を示す重要な大会。世界選手権は、五輪に勝るとも劣らない「“真の”世界一決定戦」と言って間違いない。 |