宮里藍,単独4位で終戦 |
2006 年 8 月 28 日 |
宮里藍、帰国前のラストゲームでの逆転優勝はならなかった。 現地時間27日に行われた米女子ツアー、ウェンディーズ選手権(オハイオ州ダブリン、タータンフィールズGC)最終ラウンド、逆転優勝を狙い最終組でプレーした宮里は、この日もスコアを4つ伸ばし、米ツアー挑戦以来自己最少ストロークの通算17アンダーとしながら、上位がスコアを伸ばしたため、残念ながら初優勝には手が届かなかった。 前夜の降雨を受け、スタートが1時間遅れたこの日、首位に4打差からスタートした宮里は4番パー5でまずバーディを先行させる快調なゴルフ。15番までに5つスコアを伸ばし先頭集団を追いかける。しかしトーナメントリーダーのロレーナ・オチョア(メキシコ)の勢いは止まらず、決勝ラウンドの2日間で15個のバーディ(ノーボギー)を量産したオチョアが通算24アンダーまでスコアを伸ばす。対する宮里は16番でこの日唯一のボギーを叩いて通算17アンダー止まり。 米ツアー挑戦以来、宮里が4日間連続60台で回るのは初めて。「1日4アンダー」と自らに課したノルマを4日連続でクリアしたが、オチョアに7打差をつけられ単独4位に終わっている。 今季は米ツアー参戦19戦で、今回を含めベスト10入りは5回。念願の初優勝はお預けとなったが、再来年まで2年間のシード権をほぼ手中におさめ、9月2日に帰国が予定されている。来月は連覇がかかる日本女子オープンゴルフ選手権競技を含め国内ツアー3試合に出場。米ツアーで揉まれ、ひと回り大きくなった勇姿をファンの前に披露する。 ちなみに今季3勝目、ツアー通算6勝目を挙げたオチョアだが、3日目に首位に立ち逃げ切り優勝を飾ったのは今回が初めて。3打差の2位タイにステーシー・パラマナス(米)、リー・ジヨン(韓)が入り、カリー・ウェブ(豪)は通算13アンダー6位タイ。ディフェンディング・チャンピオンのクリスティー・カー(米)はモーガン・プレセル(米)と並び9位タイに終わっている。 |