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| 2006 年 8 月 10 日 | |||||
今年からフルコンストラクターとして参戦しているホンダが、1967年のイタリアGP以来の優勝を飾ったのである。エンジン供給をしていた第二期時代を含めても、1992年の最終戦オーストラリアGPを最後に優勝から遠ざかったいたので、14年ぶりの美酒。もちろん、第三期F1活動としては、初の快挙だった。 ドイツGPで復調の兆しを見せていたホンダだったが、ハンガリーGPの流れは決していいものではなかった。シーズン序盤にタイヤの温まりに問題を抱えていたホンダにとって、異常とも思えるハンガロリンクの冷夏はマシンのセッティングを苦しめた。さらに土曜日のフリー走行では、ジェンソン・バトンのエンジンにトラブル発生。開幕戦のバーレーンGP以来、激励に駆けつけていた福井威夫社長も「これでまた優勝が遠のいた」と、落胆したほどだった。 しかし、日曜日の雨がホンダにとっては、優勝への呼び水となった。ブリヂストンに比べてソフトコンパウンドのミシュラン・スタンダードウェットタイヤを装着したバトンは、エンジン交換によって予選ポジションより10番手降格した14番手から、着実にポジションを上げていった。1周目11番手、2周目に9番手、3周目8番手、4周目7番手、6周目5番手、7周目4番手。17周目に1回目のピットストップを行なった後も4番手をキープし、26周目にセーフティカーが出動した際にピットインせずにコースにとどまった時点でポジションはフェルナンド・アロンソ(ルノー)に次ぐ、2番手まで上がっていた。 燃料の軽いバトンは徐々にアロンソとのギャップを詰めるが、46周目に2度目のピットストップ。ここでタイヤ交換をせずに、ウェットタイヤのままコースに復帰するが、コースは直後にドライに。51周目にアロンソがドライタイヤに履き替えた時に、バトンの逆転優勝は潰えたかに見えた。ところが、アロンソがピットアウト直後に左後輪のホイールナットのトラブルでコースアウトし、リタイア。これでトップに立ったバトンは、2番手以下とのギャップが30秒以上あるのを確認して、ドライタイヤに履き替えるため、3回目のピットストップを行なう。 こうしてアロンソ、ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)、キミ・ライッコネン(マクラーレン)が戦線を離脱するという大荒れのレースを、バトンとホンダはノーミスで70周を走りきり、トップでフィニッシュ。バトンにとっても、F1デビュー以来、113戦目のうれしい初優勝となった。 トヨタはブリヂストンのスタンダードウェットタイヤの序盤のグリップ不足に悩まされたのが響き、ラルフ・シューマッハが6位に入り、3ポイントを獲得したにとどまった。 |
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