【きょうのスーパーアグリF1チーム】母国GPで『SA05』をしっかりとチェッカーに導いたF.モンタニー

2006 年 7 月 17 日


【写真】佐藤琢磨の『SA05』こそスタート直後のクラッチトラブルでリタイアしたものの、母国GPに臨んだF.モンタニーは3周遅れながら完走を果たした (C) SUPER AGURI F1 TEAM
7月16日(日)
決勝
佐藤琢磨 DND
フランク・モンタニー 1:32'48.547 16位

 ウィンターテストから苦楽を共にしてきた、スーパーアグリ・チームのデビューマシン『SA05』。佐藤琢磨にとって、スーパーアグリでの11戦目となるこのフランスGPは、その『SA05』で戦う最後のレースとなる。琢磨もレース前は、「厳しいレースになるだろうけど、精一杯走りを見せたい」と、抱負を語っていた。

 しかし、琢磨にとっての『SA05』での最後のレースは、あっけない形で幕切れとなった。フォーメーションラップのスタートからクラッチトラブルを抱えていた琢磨の『SA05』-5号車は、本番のスタートでも不具合を発生させるのである。大きく出遅れながらも、なんとかスタートした琢磨は、アデレード・ヘアピンまでにMF1の1台をオーバーテイクするが、その直後に今度はシフトチェンジができなくなってしまう。6コーナーのニュルブルクリンクでクルマを止めた琢磨は、ここでリタイア。わずか1分足らずでレースは終えた。

 これでフランク・モンタニーの1台だけとなったスーパーアグリ。しかし、モンタニーにとっても、このフランスGPは『SA05』だけでなく、自分にとってもスーパーアグリでの最後のグランプリである。しかも、母国グランプリで走るたったひとりのフランス人ドライバーであるモンタニーは、詰めかけた8万4000人の観衆の前で、粘り強い走りを展開するのである。

 序盤のティアゴ・モンテイロ(MF1)の猛攻を凌ぎきったモンタニーは、ソフトタイヤを履いて、3ストップ作戦をそつなくこなし、70周のレースをトップから3周遅れでチェッカー。最後のレースとなったフランスGPで、『SA05』をしっかりとフィニッシュさせた。

 レース後、琢磨は「『SA05』にありがとうと言いたい」と述べ、モンタニーも「レースする機会を与えてくれたチームに感謝したい」と語って、サーキットを後にした。

 完走7グランプリ。うち2台そろっての完走は2回。レースでの最高位はオーストラリアGPの琢磨の12位というリザルトを残して、『SA05』の戦いはマニ-クールで終えたのである。