ドイツ発! W杯日記

【6月28日(水)@ハノーヴァー】
ジズーとエマニュエル・ベアー

 27日は知り合いからチケットを譲ってもらえるという幸運が舞い降り、スペイン対フランス戦を観に行ってきましたが、本当にドキドキの一日になりました。

 チーム状態には雲泥の差がありましたし、フランスがPKを取られたときは正直「終わった」と思いました。でもその直後、僕はまだフランスは死んでいないなと考え直していました。というのも失点直後、確かDFのガラだったと思いますが、ボールをさっと拾ってセンタースポットにセットし、早くキックオフするようにと催促していたのを見たからです。

 まだ前半だというのにその気持ちの入り方、「これはまだ何か起きるな」と思っていたら、これまでずっと決定機を無駄にし続けてきたリベリー君がゲットゴール。そしてフランスの鍵を握っているヴィエラの勝ち越し弾に、最後はジズー(ジダンの愛称)。やっぱり特別な星のもとに生まれていますね、このお方は。はっきり言って、フランスのやっていたサッカーはフィジカルを活かした守備ばかりが目立つ面白みに欠けるものでしたが、そういったことは別にして、心の躍る好ゲームでした。ジズーのラストマッチがまだ続くと思うと、自然と胸が高鳴っていました。

 ただ、僕の心が躍っていたのは、ほかにも理由があります。なんと、あのエマニュエル・ベアールが僕の近くで観戦していたのです。「ミッション・インポッシブル」に出ていた女優と言えば分かる人もいると思いますが、僕にとっては「天使とデート」で雷に撃たれて以来憧れていた人です。映画自体は本当にどうしようもないものですが、そのときの美しさと言ったら10代だった僕には衝撃的でした。今では幾分お年を召しておられますが、キュートな感じは相変わらずでした。

 リベリーが点を決めたときは可愛らしいダンスを踊り、ヴィエラの時はユニフォームを振り回し、ジズーの時は「アレー、ル・ブルー」と歌っていました。そのキュートなお姿に僕は興奮。正直、試合そっちのけになりそうでした。

 ちなみに、試合後に恐る恐る写真をお願いしたところ、あっさりOKを頂き、一緒に撮ってもらいました。ジズーとエマニュエル・ベアール、この日は憧れていた人たちにドキドキさせられっぱなしの一日でした。

(現地取材班・神谷)