――「サイレントヒル」をご覧になっていかがでしたか?
ぶっちゃけホラーはとても苦手で、(観る前は)怖い映画だと思っていたんだけど、何かすごく惹かれるものがあって。たくさんのメッセージがある「悲しい映画だなぁ」と思いました。
――映画では娘を救うために母親が奮闘しますが、同じ母として共感する部分はありましたか?
確かにそれはありました。でも、それよりも“人間の汚さ”がすごく見えちゃいましたね。イジメじゃないけれど、ふだんウチらも、誰かが「あの人ダメだよねぇ」って言ったら、みんなでその人を嫌っちゃうことってあるじゃないですか。嫌わてしまった子の悲しさ、そしてそれを守る親……ホラーというよりも、とても悲しいドラマだなと。
――もし、アンナさんがあの街に同じように閉じ込められてしまったら、どうすると思いますか?
そりゃ子供を助けますよー。怖さなんて感じないと思う。自分は殺されても構わない、自分が守るべき者のためだけに這ってでも子供を捜すと思います。だから、周りも見えなくなっちゃうだろうから、オバケとかどうでもよくなると思う(笑)。
――今回、初となる映画音楽を手がけましたが、「Lovin’ you」はどんなことをイメージして作ったんですか?
映画を観て、「(私が作りたい音楽と)すごく共通点があるな」って思いました。美しさと悲しさ……私が作りたいのも、激しいんだけど深みがあって、ちゃんと美しさもあるロックだったので、「自分の想いそのままで作れるなって」いう気持ちがありましたね。「Lovin’ you」では美しさについて歌っています。人間だったらみんな「美しかったら、みんなが愛してくれる」と考えると思うんですよ。だから、「きれいになりたい」とか「いい人でいよう」とするんだけど、逆にいえば「美しくなければ、みんなは愛してくれない」という悲しさもありますよね。その辛さも含めて歌ってます。私が常に思っていることが、本当に「サイレントヒル」という映画の中にちゃんと入っていたから、私自身が本気で歌える曲になりました。
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