テポドン2号、米政府当局「燃料注入を完了」

 【ワシントン=坂元隆】ロイター通信とニューヨーク・タイムズ紙(電子版)が報じたところによると、複数の米政府当局者は18日、北朝鮮が発射準備を進めている「テポドン2号」とみられる長距離弾道ミサイルへの燃料注入を完了したとみられると述べた。

 当局者は、いったん燃料を注入すると、元に戻すのは困難なため、北朝鮮が発射を断念する可能性はますます低くなったとの見方を示した。

 ニューヨーク・タイムズ紙によると、米政府が衛星写真を解析した結果、ミサイル発射台に載せられたミサイルに燃料タンクが装着されているのが確認できたという。

 ミサイル発射の動きは5週間前から見られ、米政府内では当初、北朝鮮が国際的注目を集めるための戦術と見ていたが、動きが本格化するにつれ、単なる示威行動でないことが明らかになった.


   北のミサイル部品 

9割が日本から





 時事通信 の5月15日ワシントン発によると、北朝鮮のミサイル誘導
システムの開発に携わった元技師が同日、ワシントン市内で記者会見し、
北朝鮮のミサイル部品の9割は日本から輸入されたものだと言明した。

 元技師は1997年、中国に脱出する迄10年に亘り、ミサイル関連
施設で勤務していたという。

 元技師は更に、北朝鮮が93年に弾道ミサイル・ノドンの発射実験を
実施して以来、日本からの部品輸入が減り、ミサイル生産が3割落ちた
と述べた。

 また、北朝鮮で約10万人が ないし生物・化学兵器 関連施設で働い
ていると指摘。高等教育を受けた北朝鮮の兵器研究者は生活が困窮し、
テレビの修理工などの内職をして暮らしていると語った。

 元技師は中国 に逃れた後、99年末に韓国 に渡った。本名は名乗らず、 顔をベールで隠してこの日の会見に臨んだ。米国への亡命を求めており、 これが実現した場合、米政府にミサイル開発などの情報を提供する意向 を示した。