ハリケーンカトリーヌ


アメリカのハリケーンは、今日本に向かっている今年の台風14号と規模はほぼ同じだ

その前の台風13号は、石垣島から台湾、中国福建州を荒らし、死者を出した

日本は台風の通り道で、特に沖縄は、台風銀座である

沖縄の低い建物の屋根の瓦はしっくいで固められて、さらにコンクリートの建物が多い

台風に備えている→シーサー魔よけ

一生一度の経験だ、というニューオーリンズの住民は、今、生死の境をさまよっている

食料、水、住居、などすべてがなく、ただ救援を待っているだけだ

ミシシッピ川と湖に囲まれた町は、川や湖より低く、湖の堤防が決壊して、8割の市街が水没した→2ヶ所

それにしたがって、アメリカの暗黒面が一度に吹き出た

1) 水位が7メートル上がると治水システムは破綻する、はわかっていたが対策費は減らされていた

2) 対策本部は、台風の接近で、市外に車で逃げる以外、有効な対策をとらなかった→訓練はした

3) 貧困層の10万人の車のない黒人や老人は、市内に留まるしか方法はなかった

4) 避難所のスーパードームや会議所コンベンションセンターに集まった人々に対して、水、食料、医薬品などナニもなかった

5) 560km離れたヒューストンにバスで移動する対策がうまくいかない、そこも5万人で満員でさらに北に輸送する、が検討されている

6) ルーテイング、lootingと呼ばれる商品の略奪が始まった、貧しい黒人が住民の帰らない商店を襲っている→フレンチクオーター

7) ハリケーンに備えての備蓄がなかった、対策費もなかった→堤防の保全

8) 州兵、軍隊は、イラクに派兵されて、少なく、治安の確保ができなかった→5日後に軍隊出動

9) ブッシュ氏は、ハリケーンの2日後に休暇からもどり、非常事態の把握ができなかった→災害の処理ができない

10) ブッシュ氏の小さな政府の政策で、災害への備えの費用が少なくなっていた→減税と財政赤字の増大

11) 最大の誤算は、ブッシュ氏がFEMA非常省を国土安全省の下において、災害時に命令を発することができなかった→災害の素人のFEMAブラウン長官

ニューオーリンズの市長みずから、マイクの前にたって非難をせよと言った

さらに、ドーム5万人と会議所の2万5千人にたいして、スクールバスとグレイハンドバスでは、避難民を運ぶのには、十分でない

対策が、後進国並みで、これが、超大国アメリカのやり方か、と世界中は驚いた→FEMAの無力

FEMAブラウン長官は、連日のテレビ報道にもかかわらず、会議所に25千人が集まったとは知らなかった→更迭→辞任

各国や日本の企業、国連が救援、物資の提供を申し出た

超大国アメリカで、何十万人の人々が、食料や住居なしでいるのは、信じられない光景である

幼児のミルクがないので、死にそうだと泣き叫んでいる女の人が印象的だった→テレビ報道

糖尿病の手当てができないので、ショック死する、もショックな光景だった

一番の対策の欠陥は、貧困層の無視であった→黒人

少年がルーテイングしないと生きられないと叫んでいた

黒人を取り締まりの対象にして、手当てをしてこなかったツケがふきだしたのだ→生活安定

車で市外に逃げる、は車のない人々がいるのを無視するやり方だ→低所得者

バスで逃げる、も接近するハリケーンでは、役にたたないであろう

緊急時の対策本部は、洪水までは考えていなかったと言うが、川や湖の水位より低いニュウオーリンズでは、まず第1位に対策をたてるべきである→高位置に住宅地を移す

ブッシュ氏の言う小さな政府とは、貧困層や、災害時の対策を無視する政策である

飢餓線上をさまよっている人々は、アフリカ人ではなく、アメリカ人である→アフリカ系アメリカ人=黒人

驚くべき災害対策の貧困は、大国アメリカが、一部の富裕層のみに対象をしぼった政策をしてきた国であった→小さい政府

貧困層=黒人も同じアメリカ人である→4千万人=全米の13

堤防の決壊を予想していないニューオーリンズの当局の政策に、驚きの声が専門家から上がっている

市街の8割が、川や湖より低い土地では、土地そのモノを上げる対策がたてられるべきである→常識

せめて、水没した時に、非難できる非難所や、水没しない道路=輸送路、備蓄所が建設されるべきである

水没時に役立つ小船もなかった

非常食や水が一切なかったことも、被害拡大につながっている

これでは、開発途上国と同じではないか

超大国アメリカの基盤は弱いことを露呈した

郊外ににげて、車の中ですごす、では帰っても、元の財産はないだろう→水没

挑戦するものがない軍事が、平和が続いて役だたないことがわかると、アメリカのよって立つ基盤はない

アメリカ経済は、金融を中心とした知的産業のみであり、産業、工業は、中国などのアジアに行った→足腰が弱い

さらに、アウトソーシングで事務的仕事もインドへ行った→世界のオフィス

インフラの備蓄が、ずばぬけて大きいと思ったが、ハリケーンの対策もない、では砂上、いや水上の楼閣ろうかくである

これは、日本も同じだ

江戸時代、稲村の火として、自分の稲に火をつけて、津波から救った和歌山県では、非常用として100人分の毛布と200人分の非常食があるだけだ

これで、災害対策と言えるのだろうか

「稲村」の村人はその庄屋を中心に、野田で醤油を生産して、そのもうけで村を守る堤防を作った

人口800人の村は、今や3千人が住む

その堤防では、毎年、災害を忘れないように、祭りが催されている

先祖の苦労を忘れないためだ

これが、国力を増す方法である

費用をおしんで、将来の対策をたてないのが、大国の政策ではない

ブッシュ氏、小泉氏は、イラク派遣に熱心であるがーー

まず、自国の足元から、固めるのがサキではないか

これは、国民の命いのちにかかわることだ

他山の石、教訓をくみとるべきである

まして、日本は台風と地震が続いているのだから

台風予想はあるが、地震予知はない

いつ来るか、誰にもわからない

しかし、確実に来る

東海の大地震であると言われている

全米でガソリンが、高騰した

メキシコ湾岸は、全米の石油採掘と精製所が集中していた

今日1ガロン=3.785ℓ=2.62ドル、レギュラーガソリン、 1ドル=109円、(’05/9/3現在)

数ヶ月前       =2.28ドル

数年前        =1.86ドル

日本のガソリン価格の半分は税金である→1ℓ=130円~120円では今は買えないだろう

その日本の価格に、アメリカのガソリンの値段が近づいている→もう少しでほぼ同じ

災害地域では、足元を見て、高値でガソリンを売っていると言う

ミシシッピ沖の石油採掘がほぼ停止した

さらに、原油の高騰がある

1バレル=70ドルをこして、高値が続いている

イラクの失敗から、原油供給に不安定感があるのに、ニューオーリンズからワシントンまでの送油管が停電でポンプが停止した

ブッシュ大統領は戦略備蓄を放出するとした

しかし、根本的な供給不足は今後も続く

これは、石油をがぶのみにするアメリカ社会、特に自動車に大きな影響を与えるだろう

ガソリン高騰は全米に影響している

ハリケーン地域では、ガソリンが給油所にないのは当然だ

よって、車は走れない

非難用のバスも走れない、いや、走らすべきである→ニューオーリンズ

社会基盤を考えなおすべきである→石油と車社会

これは、環境保全にもなる

石油の大量消費から温暖化になっているのだからーー→京都議定書

ブッシュ氏は、経済に悪影響をあたえると京都議定書に調印することを拒否した

温暖化で、巨大ハリケーンが、アメリカを襲った

これは、ほぼ確実で、否定する人は、いない

海水の温度が、従来より12度高い

ブッシュ大統領は、炭酸ガス削減に努力すべきである→化石燃料=石油

ハリケーンカトリーヌでわかったことは、ブッシュ氏は、貧乏人には、何もしないという考えがあると思う

小さい政府で、国民の自助努力、自己責任とする

小さい政府では、何もできないからだ

小泉氏も、小さい政府をめざしている

‘05/10/21 The Japan Times

ウイルマWilma と呼ばれる史上最強のハリケーンが中南米、さらに反転してフロリダを襲うとされる

中心の気圧は、882ミリバール(ヘクトパスカル)で、これは大西洋のハリケーンの最大である

5段階の4段階で、カトリーヌやリタ級と思われる

ユカタン半島、キュウーバ、英領ベリーズなども、警戒が要求されている

メキシコでも対策がなされ、カリブ海沿岸諸国は、のきなみハリケーンウイルマの脅威にさらされている

今年は、4段階のハリケーンが、つぎつぎとメキシコ湾をおそっている

これも、温暖化の影響であろうか

メキシコ湾の海水の温度が2度ほど高いことが、知られている

カトリーヌの被害の大きさから、リタ、ウイルマなどの4段階のハリケーンは、湾岸国の人々に最大級の警戒を強いている


‘05/10/21 朝日

青森から鹿児島まで、1万2千人が避難生活をしている

そのうち1万人は2年目である

大部分が台風の被害で、家をなくした人だ

過疎地が多く、高齢者は、自宅再建のめどがたたないのだ

自宅再建の支援金を受けたのは、3500世帯である

鳥取県などは、過疎地に家がなくなると、さらに住民が減ると、独自の支援金を出した

復興できる人とできない人の格差が出ている

阪神大震災で、震災では、たとえその後で出火しても、地震であると保険金はでなかった

それ以来、約半分に人が、地震保険に入っていると言われる

しかし、最近の台風や、集中豪雨は、地球温暖化の影響か、海水の温度が日本近海でも高く、そのために台風の被害や豪雨の被害が大きくなっている

このまま放置すると、ますます、被害者が増えるばかりだ

兵庫県が提唱した地震保険に加えて、台風保険が必要だ

政府はナニをしているのだろうか

小さな政府ばかり言って、国民の苦悩に答えていない

税金だけとって、見返りがなければ、国民が政府からはなれるのは、当然だ

地方では、県や市町は、この点よくやっている

住民に密着しているからだ

松戸市が始めた、「すぐやる課」のアイデイアをみならっては、どうだろう

ハリケーン、今年も多発…米当局が警戒呼びかけ

 【ワシントン=増満浩志】米海洋大気局(NOAA)は22日、今年も北大西洋でハリケーンが多発するとの予測を発表した。

 6~11月の間に、台風に相当する熱帯暴風雨が13~16個発生し、8~10個はハリケーンに発達、このうち4~6個が5段階評価で「カテゴリー3」以上の強さになるという。

 ハリケーンは、昨年の15個よりは少ない見込みだが、過去の平均(年6個)より多い。同局によると、熱帯低気圧が生まれる海域の海水温が高めで、エネルギーを供給しやすい。また、高度による風速や風向の違いが少なく、低気圧が壊れずに大型に発達しやすい条件がそろっている。

 カテゴリー3は、昨年8月に米ルイジアナ州ニューオーリンズなどに壊滅的被害をもたらした「カトリーナ」の同州上陸時の強さ。風速は毎秒50メートル以上で、小さな住宅の外壁が壊れたりする。昨年は7個がカテゴリー3以上で、4個が米国に上陸、1300人が犠牲となった。同局は「非常に活発なハリケーンシーズンになる」として、警戒を呼びかけている。


今日ニュース6月1日よりアメリカ・ハリケーンのシーズン到来。2006-05-26 04:16:11