縄文杉:大雪で折れた枝回収し展示計画 鹿児島・自然館
4月24日にヘリで搬出された縄文杉の折れた枝=屋久島森林環境保全センター提供
樹齢約7200年とも言われる鹿児島県上屋久町の「縄文杉」の枝が記録的な大雪で折れ、林野庁屋久島森林管理署などが回収し、保存作業を始めた。自然乾燥させた後、早ければ来年にも屋久町の屋久杉自然館で展示する。世界自然遺産の島のシンボルといわれる縄文杉の一部が展示されるのは初めて。
枝は昨年12月、大雪で折れた。長さ約4メートル、太さ約60センチ、重さ約1.2トンの大枝と、重さ約550キロの小枝。大枝は展望デッキから縄文杉(高さ25.5メートル、胴回り16.4メートル)に向かって右の下から2番目で「普通の杉の幹並み」(自然館)だった。
大型連休前の先月24日、ヘリでつり上げ、回収した。冬の間は、折れた状態で最大2メートルの積雪に埋もれていたが「一部に緑葉もあり、冷蔵庫で保存したかのように新鮮だった」(同)。現在、屋久町内の倉庫で自然乾燥させている。
同署屋久島森林環境保全センターの久保田修所長は「研究の申し出があれば、枝の一部の提供も検討したい」。また、自然館の日下田(ひげた)紀三館長は「関心の高い縄文杉の一部を展示することで、多くの人に屋久杉や森への関心を持ってもらうきっかけになれば」と話している
