永田議員 ドタキャンに不信感募る  ライブドア前社長堀江貴文被告が自民党の武部勤幹事長の二男へ資金提供を指示したとされるメールが問題化する中、渦中の民主党・永田寿康衆院議員が19日、地元の千葉県内で予定していた国政報告会を急きょ 中止した。知らずに集まった支持者たちは「ちゃんと説明するべきだ」と不信感を募らせた。前原誠司民主党代表はこの日もテレビ番組で「われわれは自信を持っている」と強調したが、同党に詳しい説明を求める声はさらに高まりそうだ。  永田氏は午前10時から習志野市内の公民館で国政報告会を開く予定になっていたが、姿を見せなかった。代わりに対応した永田氏の事務所関係者は困惑の表情を浮かべながら、集まった人たちに「中止になりました。理由は分かりません」と繰り返した。  同市内の男性(56)は「何の連絡もなかった。どうして説明しないのか。逃げていると言われてもしかたがない」とあきれ顔。近所に住む主婦(44)は「威勢が良いのは最初だけ。せっかく応援していたのに、がっかり」と不信感をあらわにした。  永田氏は午後2時から八千代市内の事務所で予定していた報告会もキャンセル。事務所は無人で、ブラインドが下ろされたままだった。関係者は「きょうになって突然、代議士から中止の連絡があった。理由は聞かされ ていない。きのうの夜には、やると言っていたので、私もてっきり行われると思っていたのですが…」と話した。「党からの要請で中止になった」との情報もある。  一方、前原民主党代表はこの日午前、民放の報道番組に出演し「(メールは)信ぴょう性の高いものと思っており、われわれは自信を持っている」と強調。あらためて国政調査権を発動して調査するよう主張した。福島市 内のパーティーでは「彼(永田氏)は一生懸命に調べた上で質問した。私は代表として全幅の信頼を置いている」と永田氏を擁護した。  国政調査権の発動を主張する民主党と、さらなる証拠の提示を求める自民党の攻防は20日以降、ヤマ場を迎える。民主党がメールの存在を裏付ける決定的証拠を示せないようであれば「懲罰動議」の発動や、前原代 表の責任問題に発展する可能性もある。 [ 2006年02月20日付 紙面記事 ]