小説 「阪急電車」
阪急今津線に乗る時は小説を思い出して、今でもワクワクしますおねがい

もう何年も前に読んだ本なのに、今、元彼の結婚式に真っ白いドレスで乗り込んだ翔子の話(映画では、中谷美紀がウェディングドレスで駅のホームに立っていましたよね)がむしょうに読みたくなり、ひっぱり出してきました。
うんうんおねがいと思った場面を下記列記します。

・「討ち入りは成功したの?」

・「普通は、どんな恨みがあっても相手を呪うようなことはするものじゃないって言いますよ」
「それだけのことをされて相手を呪わずにいられるなんて聖人くらいのものよ。行動力があって後悔しない決意があるなら殴り返したほうがよほどすっきりするわ。呪うには呪うだけの覚悟と贖いが要るものよ。あなたは我が身を傷つけてまで呪ったんでしょう、だとすればその決意に他人が賢しげに説教なんかできるものじゃないわ」

・人を刺してきたような顔をしていた彼女は、自分も刺されて返り血に塗れていた。人が聞けば鼻持ちならない自慢にしか聞こえない台詞は、淡々とした彼女の吐血だ

・「これは通りすがりの野次馬の無責任な忠告だから、話半分でお聞きなさい。今は気の済むまで呪うといいわ。あなたが会社にいるだけで彼は肩身の狭い思いをするだろうし、それは彼の将来にも影響するわね。でも、気が済んだところでできれは会社を辞めなさい」

・彼女にとって、この痛手は致命傷ではない。必ず癒えると時江の年齢からは俯瞰できる

・討ち入りは終わったのだ。恨みつらみはまだ消すことなどできないが、少なくとも刺したいように刺した。それについての心残りはない。

・潮時はいつにしようか


私の短所は気持ちの切り替えが下手なところ
元気が出ない時は、小説や宝塚の力を借りましょうガーベラ