5月の観劇の感想ですがニコニコ


彩花まり様のアムネリス。
気高く、美しく、賢さを感じさせ、お歌もうっとり✨
…でも、何かが物足りない気がしました。そりゃラダメスはアイーダしか目に入らんわな、と思うというか。観ている側も「ラダメス、アムネリス様にしなよー」ともピクリとも思わずというか…。
何が足りないのか考えたら「漢」感かなと。特にファラオ暗殺の場面の絶叫のところなど。
アイーダと比較するなら、アイーダは囚われの身となることで辛酸もなめたし、戦いはどちらが勝とうと負けようと続いていく、エジプトがエチオピアを解放することに何の意味があるの?と1人、目に移る世界が変わってしまった、1人観えているものが違ってしまったところにラダメスは惹かれたと思うの!その点、アムネリスはラダメスに刺激を与えられる存在ではなかったなと。
ファラオ暗殺の後、自分がファラオになる。ファラオの后ではなく、自分がファラオになって統治する、と決意したアムネリスとアイーダなら、互角に渡り合えるのではないかと。その後のアムネリスを観たくなる彩花まり様のアムネリスでした。

ラダメスとアムネリスとアイーダ。
恋の三角関係の話ではなく、中身「漢」2人のラダメスのソウルメイトはどっちだ?の話だと思う。