梅田へ東宝(というのかな?)エリザベート観てきました。
一度、花總まりさんの舞台を生で観たくて。

東宝版の方が宝塚版より、わかりやすいキョロキョロ

自由を愛する小鳥が籠の中に入ってしまったこと。
シシィだって、自己中心的だったこと。
フランツの裏切りが病気の感染という形でわかったこと。
それが流浪の旅に出るきっかけとなったこと。
フランツが母親ゾフィーに対して抱いていた反感を息子ルドルフがそのまま父フランツに対して抱いていること。
シシィの一族が不幸な結末を迎えていること。
シシィが少女の頃に抱いていた「パパみたいに生きたい」という思いは、一生の中で叶えられなかったこと。
フランツとシシィの結婚が全ての不幸の始まりだったこと。

今回の観劇で初めて気づいたのは「自我」
シシィは生まれたままの魂で一生を生きたわけではなく、ハプスブルグ家に嫁いで、思うに任せない状況だったからこそ、自分の意思を持つようになり、自分の存在意義を出すために「美貌」という武器に気づき、闘ったこと。その中で「自我」が目覚めたのだということ。

最後、トートの胸に抱かれた時のシシィの表情はやり切った、全力で生き切ったように見えました。真咲さんの千秋楽の時の表情もこんなだったな…と。

エリザベート。
登場人物誰の気持ちにも寄り添うことができないなーと思うものの、観終わった後はぞわぞわが残ります。…素直に好きと言えよえーなのでしょうか⬅️知らんがな