7月17日 東京の日 | 今日は何の日? 366日への旅 Amebaブログ編

7月17日 東京の日

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7月17日 東京の日

7月17日 東京の日

東京都について

 1868(慶応4)年のこの日、江戸が東京府に改称されました。
 1893(明治26)年には、伊豆七島や三多摩を含む、ほぼ現在の地域が確定しています。
 また、1889(明治22)年に成立した東京市15区は、1943(昭和18)年に府が東京都になることによって消滅、1948(昭和23)年に現在の23区制が敷かれました。

記念日アニメ
東京の日

東京に関する昔話
(東京の民話)

朝顔 福娘童話集 日本の民話

朝顔

♪朗読再生
福娘童話集より

 むかしむかし、江戸(えど→東京都)に、岡田弥八郎(おかだやはちろう)という侍(さむらい)がすんでいました。
 弥八郎(やはちろう)には、ただ一人の娘がいて、その名をしずといいます。
 しずは朝顔の花が大好きで、十四才のときに朝顔のつぼみを見つけて、こんな歌をつくりました。
♪いかならん
♪色に咲くかと
♪あくる夜を
♪まつのとぼその
♪朝顔の花
 父は、この歌をたんざくに書いて妻に見せました。
「あの小さなむねに、どんな色に花が咲くであろうと、次の朝を待つ心じゃ」
「はい、まことすなおに、うたわれております」
 ところが娘のしずは、この年の冬にかぜをこじらせて、そのまま死んでしまったのです。
 残された父と母は、とても悲しみました。
 さて、夏も近いある日のこと。
 母がなにげなく娘の手箱(てばこ→小物入れ)を開けてみると、中には小さな紙づつみが、いくつも入っていました。
 そしてどのつつみにも細いきれいな字で、桃色、空色、しぼり(青色の一種)、などと、色の名が書きしるされていました。
 一色ずつ紙にていねいにつつんだ、その色の朝顔のタネです。
(ああ、娘はこのタネをまいて、それぞれの色の美しい花の咲くのを、どれほど見たかった事でしょう)
 そう思うと母は、たまらなく、せつなくなりました。
「そうだわ。せめてこのタネをまいて、娘をとむらいましょう」
 母は庭に、その朝顔のタネをまきました。
 日がたってつるがのび、やがてつぼみがつきました。
 ある夏の朝、弥八郎(やはちろう)を仕事に送り出した母は、ふと庭の朝顔を見ました。
 すると、美しい一輪の花がパッと咲いていて、その花のそばに、娘のしずが立っているではありませんか。
「おおっ、しず、しずかい?」
 母が思わず声をかけると、娘はうれしそうにニッコリほほ笑み、そして小さな声で、
「お花をありがとう」
と、いって、そのままスーッと消えてしまいました。
 夕方になって父の弥八郎(やはちろう)が帰ってきたとき、夕方にはしぼむはずの朝顔は、まだ美しい色で咲いていたという事です。

おしまい

他の記念日

漫画の日
 1841年、イギリスの絵入り諷刺週刊誌『パンチ・ロンドン・シャリヴァリ』(通称「パンチ」)が発刊されました。
 1992年4月8日に財政難の為に終刊になるまで151年間発行されていました。
 日本では、1862(文久2)年に日本語版の『ジャパン・パンチ』が刊行され、「ポンチ絵」という言葉が生まれました。
 この日とは別に、手塚治虫の命日である2月9日も「漫画の日」になっています。

制憲節 (韓国)
 韓国の4つの国慶日(国家の慶事を記念する日)の一つ。
 1948(昭和23)年、大韓民国憲法が制定されました。

きょうの豆知識と昔話

きょうの記念日 → 東京の日
きょうの誕生花 → ぎぼうし
きょうの誕生日 → 鈴木葉月(タレント)


きょうの日本昔話 → 千両箱の昼寝
きょうの世界昔話 → ウサギのツノ
きょうの日本民話 → お化けじぞう
きょうのイソップ童話 → プロメテウスと人間
きょうの江戸小話 → はりうち

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