少し前のことだけど、

神戸の元町映画館へ初参上。






↑コアな映画ばかり上映している
座席数66の小さなシアター



 THE MANZAIの優勝者でありながら、

そのネタに政治批判、

沖繩の基地問題、

自衛隊や原発の是非など、

政治的社会的問題を盛り込むようになり、



めちゃめちゃアンチが増え、 

メディアから扱いにくい奴だと

烙印を押されたのか、

すっかりテレビから干された、

ウーマンラッシュアワーの村本大輔さんの

ドキュメンタリー映画

I AM A COMEDIAN を、

どうしても観たくて。 



ワタシ的には、

異常なほどの早口で繰り出される、

「メディアが引くネタ」を

面白いと思っていたし、

アンチに叩かれようと、

テレビから干される可能性があろうと、

自分のスタイルを貫く強さに、

密かに感銘を受けていた。



印象的だった

 父親とのちょっとした口論のシーン。 


日本を変えたいのなら、

然るべき位置に立ってから

変えていくものだ


議員になったら日本を変えられるのか?

僕は、日本を変えるために

お笑いで人々を盛り上げたい



 いい映画だった。 

スタンダップコメディアンを目指して渡米し、

協力者を得ながら英語でネタを書き、

書いたものを見ながら

少数のアメリカ人相手にネタ披露して、

全然ウケなくて、でも


こういうのは今までも通ってきた道だから


と、あまり気にしないのも、

とてもかっこいいと思った。



 BGMも何も無い、

村本さんの言葉と感情と表情と行動とを

追っただけの映画だったけど、

とてもよくて、

もう一回観たいなと思ったわ。 



わたしは単細胞ですぐに感激するけれど、

一緒に行った冷静な妹が

「これはいい映画だった」

と感激していたので本物だわ笑



 村本さん、

今では英語で40分ほど喋り続ける

ネタも完成しているそうで。



今年 44歳。

信念と努力の人よね。