大津で、
保育士さんと保育園の子どもたちに
クルマが突っ込んだ事故のことが、
ずっとずっと頭から離れない。
事故の悲惨さややるせなさもそうなんだけれど、
事故のきっかけを作った右折女の
「よく確認しないで、前の車についていった」
の言葉が忘れられないのだ。
なぜかというと、
もし、わたしもハンドルを握っていたら、たぶん、
いやいや、絶対
同じことをしたに違いないと思うからだ。
なーんにも考えずに
ボーッと前のクルマについて右折するってことを。
わたしならあり得る。
自信がある。
免許取って今年で30年。
全てのドライバーを神と讃え、
スーパースペシャルプラチナペーパードライバー
として、
ゴールドの免許を
身分証明書としてのみ使ってきたのは、
きっと間違いではないのだと
強く確信する。
運転出来ないから、
ひとり身軽に出石に蕎麦を食べに行ったりとか
讃岐にうどんを食べに行ったりとか
（食べることばっかりやん）、
そういった行動面では
制限されることも多々あるけれど、
クルマで誰のことも殺さず傷つけず、
交通刑務所にも入らず、
今、そこそこ幸せだ
と感じている生活が出来る理由のひとつには
きっと、
「運転が出来ないこと」
があるのだと思う。
