大学受験、不安症、40歳くらいまでの仕事の3つの歯を食いしばった経験が今の自分や何とかなっている環境を形作っている。
後から振り返るから、この3つの経験といえるのだが、そのときは、これには正面から向き合わないといけないな、とか、これを投げ出すと復帰ができないかもとか、人から信用されないなといった、普通の人が感じる思いを抱いたので、何とか対処しようとした。
結果として、どれも自分なりに何とかなったので、今となって、自分にとっての転機(転機といっても一瞬の出来事ではないが)、人生の方向性を決めた時期だったな、と振り返ることができる。
そのときは、とにかく何とかしなきゃという気持ちだけ。
夢や希望があったわけではない。
歯を食いしばったというくらいなので、それなりに大変だった。
でも、四六時中大変でもんどりうっていたわけではない。
もちろん厳しい、寝られない、これから先どうなるんだろう、耐えられるのかと自問自答するほどのことは多々あったが、リラックスする時間もあり(自分で作り)、乗り越えてきた。
人にとっていつが転機、時期につながるかはわからない。
でも、大学受験あたりからは、人生で重要な経験の入り口に差しかかっていると思う。
母(妻)のキャリアをみても、ふだんは歌を歌ったりして家をにぎやかにしてくれているが、高校生のときに、交換留学でアメリカに留学しているし。
楽しかっただろうが、苦労も多かったろう。
母にも父にも歯を食いしばった経験がある。
子どもたちには、どんなことが待ち受けているだろうか?
これ、と直観的に思うことからは、目をそらさないほうがよい。