問題を解いたり、試験をしたときに、自信がそれなりにある解答をしたのに、間違っていることがある。

しかも、解答や解説をみても納得いかないことがあるかもしれない。

 

理系科目、数学や理科の場合は、設定条件の勘違いや計算過程の間違いなどがすべて。

思い込みをなくし、もう一度違う視点で問題や解答プロセスを眺めてみよう。

 

一方、問題なのは、国語。

解説を読んでも、なぜこの解答なのか納得できないことがある。

 

国語はたいてい、知識問題を除けば、理由や根拠、要約、言い換えなどが求められる。

その時に大切なのは、自分の考えを求められない限り、文章の筆者の考えることが求めているということ。

 

出題者は解答者の考えを知りたいのではない。

しかもそれは、文章のどこかにヒントが隠されている。

 

だって、試験というのは、客観性が必要だから。

問題を理解した人ならば、誰もが同じ解答にならないと、客観的な採点ができない。

 

だから、自分はこれが正しい、と主張して出題者と決して戦ってはいけない。

試験の出題者と解答者が平等なわけないじゃん。

 

出題者が有利なの。

だから、問題はつねに、出題者が求めていることは何かな、という視点で問題に取り組む。

 

難しい問題などは、なぜ出題者はこの問題を出すのだろう、こういう問い方をするのだろうと出題者の視点で考えると、突破口がみつかることがある。

 

試験は出題者とのコミュニケーション。

何が問われているのか、耳を澄ませ。