さて今日は

 

「自律神経にストレスをかけ続ける、

 起立性調節障害の子の

 思考のクセをリセットすれば

『おはよう!やってみる!』に変わる!」

 

というお話です。

 

自律神経のバランスを著しく

崩しているお子さんは、

身体の成長が落ち着いてきても、

なかなかスッキリ治っていきません

 

1年も2年もずるずると

症状を引きずるお子さんも

たくさんおられます。

 

こんなお子さんには、

実はストレスを感じ続ける

思考のクセがあることが多いんです。

 

✔人の目が気になりすぎて、

 自分に自信を持てない

✔人に嫌われたくなくて

 自分の気持ちが言えない

✔自分のこだわりがあって、

 曲げられない

✔ルールを守らない人が

 どうしても許せない

✔完璧にできないと

 価値がないと思う

 

こんな思考のクセで、

 

・我慢しすぎて、

 やがて限界を感じる

・お友達とトラブルが起こり、

 またストレスになる

・するべきことができない人、

 または自分も許せず、

 どんどんストレスをためていく

・完璧にできないことは 

 価値がないので挑戦しない

 

こんな風に

自分を追い詰め、

脳のネガティブな反応

強めていきます。

 

そこにおうちの方の

大きすぎる期待干渉

加わると事態は悪化します。

 

このタイプのお子さんは

要求量が増えると、

不安を感じやすく、

ネガティブな反応を強めてしまうから。

 

何もかもが不安に感じるようになり、

人の表情さえも実際よりも

怖く感じたり、ゆがんで認識されます。

 

それに加えて、

不登校になっていると、

人と同じようにできない自分にも

ストレス不安・焦りを感じます。

 

こうして自律神経に

負荷をかけ続けるという

負のスパイラル

入っていくんです。

 

ひどい状況になると、

てんかんと間違われるような、

心因性の発作(ヒステリー発作)

を起こすようになります。

 

ですが、もともとの

思考のクセにおうちの方が

気づいてあげられたら、

リセットすることができます。

 

心身症としての起立性調節障害の子に

心理療法&環境調整

行われるべきであるように、

 

ご家庭で、

環境調整&思考のクセのリセット

することで、

お子さんと過ごす時間が全部、

回復を導く時間になってきます。

 

お子さんが起立性調節障害になると

絶望感が大きいでしょうが、

実は今まで気づかなかった

思考のクセをリセットするチャンスでも

あります。

 

ここをリセットすると、

 

・自分にも人にも寛容になる

・自分の気持ちに素直になり、

 それを人にも伝えられる

・完璧にできないことも

 挑戦しようとするので「やってみたい」

 が増える

・お友達と仲良くできる

・ストレスがたまる前に対処できる

 

こんな変化が起こります。

つまり前にもまして元気になり

ストレス耐性をつけて社会に

復帰できるということです。

 

起立性調節障害の本には、

本人の体調と気質にあった

進路を選ぶようにと

書かれているものもありますが、

発達を促せば、今ある選択肢が

当然広がります

 

実際に、息子もそうでした。

 

完全不登校が半年続いたときには、

私はすでに全日制の高校以外の

色々な進路について調べていましたし、

息子の体調にあったストレスの少ない

環境がいいだろうと思っていました。

 

ですが、その後、

発コミュを受講することで、

息子はたくましく成長し、

 

・完璧でなければならない

・ルールを守らない奴は許せない

 

などのストレス思考をすっかり

リセットすることができました。

 

いまでは、中学2年生の前半までは

想像だにしなかった、

全日制の県下有数の高校受験に

挑んでいます。

 

まさに柔軟さを手に入れ、

お友達も増えて、

なんにでも謙虚に挑戦できるように

なったと感じます。

 

長引く起立性調節障害のお子さん、

再発するお子さんの、

思考のクセをリセットして、

生きづらさから解放してあげてほしい

と思います。

 

今日はここまでです。