さて今日は
「思春期の自律神経のバランスのカギは、
思考のクセをリセットする
親子のコミュニケーション!」
というお話です。
思春期の自律神経のバランスが乱れる
原因はこれまでにもお話ししました。
見逃した方はバックナンバーを
ご覧ください。
https://www.agentmail.jp/archive/mail/3606/11619/
起立性調節障害のお子さんは
自律神経のバランスを著しく
崩した状態です
そのために脳や身体、臓器への血液循環が
うまくいかず、めまいや立ちくらみ、
失神や朝起きられないという症状を
きたします。
起立性調節障害を疑うお子さんは
病院やカウンセリングに行きますが、
病院で出される内服薬は
・血圧を上げる
・交感神経を促進する
・脈拍を一定にする
が主です。
症状によっては、
・不安を和らげる
・入眠を促す
そんな作用のお薬も出されます
ですがこれらは根本治療ではなく
対症療法ということになります。
カウンセリングも
隔週や月に一度の頻度では
お子さんとの信頼関係を作るまでに
時間がかかり、
実際に効果を感じるまでに
長い月日を要します
このような一般的な治療では
1年後の社会復帰率は50%、
2~3年かかるケースもあり、
それでも治らないお子さんもおられます。
実際に、起立性調節障害の症状を
大人になるまで持ち越す方は
男子で24%、女子で49%という
データもあります
でも実は、
起立性調節障害のお子さんのサポートで
忘れてはいけないことが
もうひとつあります。
それが、
お子さんの発達の課題です。
心身症としての起立性調節障害
チェックリストです。
・学校を休むと症状が軽減する
・身体症状が再発・再燃を繰り返す
・気にかかっていることを言われると
症状が悪化する
・一日のうちでも身体症状の程度が
変化する
・身体的訴えが2つ以上にわたる
・日によって身体症状が次から次へと
変化する。
このような症状が週に1~2回
以上あるお子さんは、
環境調整や心理療法が必要だと
言われています。
こんな症状のお子さんは
発達や不安障害などに対する
アプローチが必要です。
起立性調節障害のお子さんの中に、
もともとの心の特徴をお持ちのお子さんが
たくさんいらっしゃいます。
その①繊細タイプ
✔空気を読みすぎる
✔自分の気持ちを押し殺す
その②自己主張が強いタイプ
✔完璧主義
✔こだわりが強い
このようなタイプのお子さんの
思考のクセがストレスの原因となり、
いつまでも自律神経に負荷を
かけ続けるのです。
ですから、この思考のクセを
リセットしてあげることが、
根本的な治癒への最短ルートなんです
ここをリセットすると、
・人目を気にしなくなる
・自分の気持ちを大事にできる
・自分の気持ちを伝えられる
・人を許せる
・自分へのプレッシャーを和らげる
・完璧にできなくてもいいと感じるため
挑戦のハードルがさがる
こんな変化が起こります。
もしも今のお子さんにこんな変化が
起こったら、新しい未来が
待っていると思いませんか?
是非、お子さんの思考のクセを
リセットしてあげて、
選択できる未来を
手渡してあげてくださいね
今日はここまでです。