1.何度言っても動かない子どもの秘密
何度言っても言うことを聞かない!
そんなお子さんにお悩みではありませんか?
思春期になると特に、反抗や暴言、無視など
お悩みは増えると思います
なぜ子どもはいうことを聞かないかわかりますか?
その原因は実はお父さん母さんの指示の出し方に
あるんです!
お子さんに指示を出すときにこんなこと言っていませんか?
「早く○○しなさい!」
「いい加減にゲームをやめなさい!」
など命令口調です
また、話しかける時の声のトーンや表情はどうでしょう?
イライラしたり、眉間にしわを寄せていませんか?
お子さんの脳には何か指示を出すときに
言葉そのものの意味より口調や表情など
非言語情報の方が先に伝わります
ですので、その非言語のメッセージが否定的なもので
あると、お子さんの耳は瞬時に閉じてしまいます。
普段からのコミュニケーションが
否定的なものになっているとなおさらです。
話しかけただけで耳は閉じてしまうんです。
ですので、指示を出すときには
普段の関係性と話のスタートの仕方が重要ということ。
2.子どもにとって指示はなぜ大事か?
ではなぜ子どもにとって指示は大事なのでしょう?
それは脳の発達には「行動」が不可欠だからです!
行動することで脳は発達していきます
ですので、行動しない子どもを上手に指示で動かしていくことは
お子さんの発達を伸ばすためには必須のテクニックになります。
お父さんお母さんはここを理解して、
コミュニケーションに取り入れていくことで
お子さんの行動量が変わり
発達の速度が変わっていくということ
そのために、指示出しのテクニックはどの
お父さんお母さんにも身に着けてほしいものなんです
ではどうしたら、この指示出しのテクニックが身につくのでしょう?
3.子どもが動き出す魔法の指示テク!
子どもが動き出すには、指示が耳に入る普段からの関係性が大事!
普段の関係が良好でないと、指示を受け取ることができません
普段から指示は控えめにして、
肯定的な声かけや何気ない楽しい会話を
心がけましょう
指示中心の会話はお子さんにとって
窮屈ですし、お子さんの自立を
妨げてしまいます
そのうえで、指示を出すべきタイミングで
使えるテクニックがあります。
①笑顔で、間を取って、優しく話しかける
非言語情報を先に受け取るお子さんの脳に
反射的に拒絶されなように
話かけ方には注意が必要です。
笑顔で優しくひとつずつ指示を出すと、
お子さんの脳に伝わりやすく
しかも指示が簡単なものに聞こえます
②指示を分解する
①のやり方でもお子さんが指示を聞かないときは
指示の難易度が高いか、指示が分解できていないとき。
指示を簡単に、より具体的にすることで
動き出すときのエンジンのかかりがよくなります
「片付けなさい!」
ではなくて
「脱いだ服を選択かごに入れてね♡」
です。
お子さんがそのまま動けばいいように指示を
分解してあげましょう。
ここで念頭に置いておいてほしいのは、
狙うのはあくまでも自分で動ける子どもに
育てるということ
指示を少しずつ減らしていけるように
必ず最後は肯定の声かけです!
そうすることで、お子さんの行動が
定着化していき、指示を出す機会が減ってくるのです。
このようにして、お子さんが自分で動けるようになったら
お父さんもお母さんも楽になると思いませんか?
そして何より、お子さんの自立を促せると
思いませんか?
上手に指示だしして、お子さんを自立へ導くサポートを
してみてくださいね。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
発達科学コミュニケーション
大下真世