1.ネガティブ思考の子どもの「不安が強くなる」時!

 

もともとネガティブ思考で挑戦したがらなかったり、

慎重派で完璧にできないと不安になったり、

宿題を気が済むまで何度もやり直したり、

そんなお子さんはいませんか?

 

そんなお子さんに

 

「もっとポジティブに考えなさい」

「マイナス思考はやめなさい!」

 

なんて言っていませんか?

 

実はこの対応は効果がないばかりか、ますます

お子さんがネガティブな記憶をためこんで

動き出せなくさせる可能性がありますガーン

 

ネガティブ思考はもともと「扁桃体」と呼ばれる

負の感情の処理に大きく関わっている部分の反応が

敏感なお子さんに多く見られます。

 

もともと人間の防衛本能をつかさどる部分なので

ここが活発だとネガティブな情報を積極的に

処理しようとして命を守ろうとしますふとん1

 

こんなお子さんが学校などで失敗体験を積むと

「扁桃体」はますます反応が過敏になり

だんだん理性が働きにくくなります。

 

そうすると入ってくる情報をすべて

負の情報として処理しようとしまいます。

 

そのため、どんどん不安が強くなるのですネガティブ

 

 

2.ネガティブ思考の長女の不安が強くなる理由

 

我が家の長女もネガティブ思考。不安が強く

完璧主義で、そのためになかなか挑戦しようとしません。

 

繊細で周囲の反応にも敏感なため、

周囲の人がどんなふうに思うか、

自分は間違っていないかいつも不安を抱えています。

 

そんな長女には自己肯定感が上がる声かけ

スキンシップありのままを認める声かけ

楽しい行事に積極的に参加するなど

注意深く策を講じてきましたスター

 

しかし、中学に進学し、そんな長女が最近、

学校である一人のお友だちに無視されるという事件が

起こりました。そのころ同時に忘れ物に対して学校の

先生に25分間叱責される(長女だけではない)という事件も

起こります。

 

このダブルの事件ですっかり不安が爆発した長女は

夏休み前に登校しぶりを始めました泣

 

もともと不安の強いタイプ。どんなにこちらが

理性的に諭しても、この状態では脳に届きません。

 

では、こんな子どもに対して

周囲の大人はどのように対応したらいいのでしょう??

 

 

3.不安が強くなる時のお家サポート!

 

このようなタイプの子どもが不安が強くなった時には

動きが止まるという特徴があります。

 

心に強いブレーキがかかるので、登校しぶりや

不登校に直結してきます。

 

「学校」にまつわる宿題や部活の話題にも敏感に反応

しますので、周囲の大人は対応に困ることでしょう。

 

こんな時はまずは不安を取り除く必要があります花

 

そのためにはスキンシップ何を言ってもいい環境が大事。

 

お子さんがネガティブな感情を吐き出しやすいように

共感しながら、気持ちを整理できるように相づちを打ちましょう!

 

ネガティブな感情が高ぶっているときは

お母さんがいくら諭そうとしても

声は脳に届きにくいんです。

 

ですので、まずはお子さんの脳の反応を落ち着かせるために

しっかり吐き出させてあげてください悲しい

 

そのうえで「どうしたい?」

思考系の脳にスイッチして思考の整理をさせてあげましょう。

 

扁桃体の動きが敏感だと「理性」の脳が働きにくい状態です。

 

ですので、最後は理性の脳が働くようにお子さんに

質問してあげてください合格

 

そして、動きの止まりやすいお子さんを動き出すためには

お子さんが好きな活動に誘うのが重要。

 

お子さんの動きを止めたままにするとなぜいけないのか?

 

それは脳の発達には「楽しい経験(行動)」が不可欠

だからです。

 

なので、「好きなこと」を通して活動することで

脳のストレス反応を抑える効果がありますうさぎ

 

楽しい活動は偏桃体の活動を落ち着かせ

お子さんの自己肯定感をアップします。

 

今は夏休み、お子さんも登校プレッシャーから解放され

安心して「好きなこと」に取り組める絶好のチャンス!

 

お家でぜひ楽しい活動を取り入れて

お子さんのネガティブな反応をやわらげ

2学期以降の動き出す力に変えていきましょう!

 

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最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

発達科学コミュニケーショントレーナー

大下真世