1.高IQタイプのお子さんの「~べき」が強いワケ

 

「ルールを守らない子が許せない」

 

そんなお子さんはいませんか?

 

高IQタイプのお子さんに多いこの発言汗

 

これには訳があります。

 

アスペルガーギフテッドタイプのお子さんは

高い道徳心正義感を持ち合わせていることが

あります。

 

これにより、ルールから外れたお友だちに対して

嫌悪感を抱いてしまいますガーン

 

また同時に「~べき」という完璧主義による

思考のクセがあり、自分自身もそれに

振り回されてしまいます。

 

また、視覚情報を理解するのが苦手だと

お友だちの顔色を窺うということが

苦手なため、自分の発言がどうほかの子に

影響しているかを知りません。

 

お友だちからなぜか疎外感を感じて

ますます自己肯定感を落とす

よりお友だちのことを受け入れることができなくなりますあせる

 

2.「~べき」が強い我が家の息子が、お友だちを受け入れられた理由

 

我が家の息子もアスペルガー傾向(診断なし)

なのですが、もともと「~べき」が強い子でした。

 

「ごみのポイ捨てが許せない」

 

といって、小学校でポイ捨てした子を呼び止め

 

「これ、君の落とし物だよ」

 

といって手渡してしまいます。

 

「いや僕のじゃない」

 

という子をとがめたりしていました。

 

また、ある時は中学校で「無言清掃」をしない

女子生徒に真っ向から意見し、

反発心をかってしまいます泣

 

このように、自分の「~べき」に対して

自分にも他人にも忠実に行動していました。

 

また、息子は視覚情報の理解がやや苦手で

「人の顔色を読む」ということを

してこなかったので、どんどん孤立していったようでした。

 

自己肯定感が下がると余計に

人のことを受け入れられなくなってきます。

 

ですので、不登校になる前には

 

「お友だちの声がうるさい」

「弁当のにおいが嫌い」

 

感覚まで敏感に反応してしまっていましたネガティブ

 

このように「~べき」が強い子は

自分に損になることも、他人に不愉快に思われることも

指摘してしまい、孤立を深めてしまうことがあります。

 

3.「~べき」を和らげるお家サポート

 

では、こんな子どもの「~べき」を
和らげる
にはどうしたらいいのでしょうか?

 

それには、お家でのコミュニケーションが大事です。

 

自信のない子は人の意見を受け入れることができません。

 

偏桃体の反応も敏感になり、感覚過敏を起こしたり

人の言動にますます敏感に反応してしまいますえーん

 

ですので、お家では自己肯定感・自己効力感

育ててあげることをお勧めします!

 

特に簡単にできるのは「ありがとう」という

感謝の気持ちを表現することグッド!

 

感謝されるとお子さんは「自分の行動で人の役にたてる」

「自分の行動が人の心を動かす」と気づき

「自己効力感」が育ちます。

 

そうすると、自信も回復しますし、お友だちとの

関係性の中でも、「役に立ちたい」と思うように

なりますニコニコ

 

感覚過敏がひどくなっているようなお子さんには

スキンシップをお勧めします。

 

皮膚感覚と感情を司る脳部位は太いパイプで

結ばれています。

 

皮膚刺激で心地よさを感じると

精神的に安心し、

感情を育てるのにも役立ちますスター

 

偏桃体の反応も落ち着かせ

お友だちの言動に敏感に反応したりすることも

感覚過敏も落ち着いてきます。

 

また、視覚的にお友だちの表情を読めないお子さんには

お母さんが「感情を表す言葉」と「表情」

コミュニケーションの中で表現することで

顔色を読めるようになりますウインク

 

大好きなお母さんとの会話の中でなら

お母さんの表情も見れるようになりますし

だんだんとパターンを覚えていくことで

学校でも空気が読めるようになってきます。

 

このようにお家での対策で「~べき」が強い子の

反応を落ち着かせることができるのですびっくりマーク

 

お子さんの「~べき」を落ち着かせて

学校で過ごしやすいようにサポートしてあげませんか?

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

発達化学コミュニケーション

大下真世