1.もう「障害」とは呼ばせない!発達の問題って何?

 

もし、ご自分のお子さんが「発達障害」と診断されたらドキッとしますよね?

 

あるいは、ショックでふさぎ込んでしまう、

他人にはとてもじゃないけど言えない…なんて考えてはいませんか?

 

「発達障害」と呼ばれているものの中には

以下のようなものが含まれます。

 

①知的障害

②学習障害

③自閉症スペクトラム障害

④コミュニケーション障害

⑤注意欠陥・多動性障害

⑥運動機能障害

 

どれにも「障害」という言葉が入っているので、

「もう治らない病気」のように感じさせるのかもしれません。

 

でも実はここ数年の動きで「発達障害」ではなく「神経発達症」

名称が変わっているんです!

 

つまり「障害」ではなく「症状」だということ。

 

脳自体の欠陥ではなく、機能の問題、

つまり働き方の問題であるということウインク

 

ですから、治らないということではないんです。

 

苦手な脳のネットワークがあったとしても

そこを伸ばしていくことでどんどん改善していくということスター

 

上手にサポートして脳の使い方を覚えればいいんです!

 

 

2.発達障害・グレーゾーンのお子さんは環境が9割!

 

発達障害と呼ばれるものは、未熟な脳部位によって引き起こされています。

 

これは極端に過敏だというもの、その反対に鈍感・無関心であるということも

脳部位の発達が未熟なサインです。

 

こういった脳の未熟な部分を伸ばすのに、療育に通ったり

トレーニングを中心に行ったりするんですが、

実は発達を伸ばすには「環境」が9割、トレーニングが1割!なんです。

 

特にグレーゾーンのお子さんの場合「様子を見ましょう」

いわれ、療育につながらないお子さんも多いはず笑い泣き

 

「このまま育てば治るだろう」と構えていると

脳の発達の旬を逃すばかりでなく

歳を重ねるごとに問題は大きくなり、サポートもなくなるので、

本人の苦痛は大きくなりますあせる

 

さらに二次障害(うつや心身症など)のリスクも高まるのです。

 

ですので、おかしいなと思ったら、療育につながっていなくても

お家で環境を整えることで、ずいぶんと改善が見込めるということ。

 

ここでいう「環境」とはお家や学校環境、

周囲の人の態度・生活習慣などのことです。

 

トレーニングはその時間だけしか刺激を入れられませんが

環境はお子さんにとって24時間刺激を入れられるものであり

この習慣化した行動や環境が威力を発揮しますグッド!

 

では具体的にどうしたらお子さんの発達に良い環境を作ることができるのでしょう??

 

3.お家での環境を整えるサポート術!

 

お父さんお母さんが運動好きで週末に

公園で遊ぶなら

運動系の脳が活動します。

 

お父さんお母さんが適度に話し上手に家庭なら

聴覚系や伝達系の脳が刺激されます。

 

お父さんお母さんが世話焼きでなんでもやってしまうと

逆にお子さんの経験不足で脳は育っていきません

 

このように、お子さんが育ちやすい環境ということを

意識して調整していくとお子さんが発達する環境の土台が出来上がります。

 

ここを整えてから、特に伸ばしたい部位のトレーニングにはいると

お子さんはぐっと伸びていきます花

 

ですので、まずはお家の中の環境を整えることからやっていきましょう。

 

お子さんが話しやすい雰囲気を作ったり

お子さんに伝わる言葉で優しく話しかけたり

感情を表現したり

お子さんのお手伝いを促す関わりをしたり、

一緒にお外で遊んだり、そういったことが

お子さんの発達の土台を作り上げます。

 

具体的な方法はまた、別の機会にお話ししますが、

お子さんの発達に欠かせないお家での環境の整え方、

少し意識してみるとどんどんお子さんの脳の成長が促せますウシシ

 

ぜひ、お家の環境をととのえてお子さんの発達のサポートをしてあげましょう。

 

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最後までお読みいただきありがとうございました。

 

発達科学コミュニケーション

大下真世