1.発達凸凹・不登校キッズがゲームをやめられないワケ!

 

お子さんが不登校になるとまず多くのご家庭で問題になるのが

「ゲームやインターネットとの付き合い方」

 

これは、発達凸凹がなくても同じですが、

発達凸凹のお子さんがよりゲームの世界にハマりやすい理由があるんです。

 

まずはADHDのお子さんですが視覚からの情報に敏感で

画面の視覚的刺激に反応しやすいという特徴があります汗

 

自分の好きなことにはとことん集中できるため、

切りかえも聞かずに一度ハマるとなかなかやめられないということが

起こります。

 

また、もともと脳内の報酬物質である「ドーパミン」の分泌が

少ないということが言われており、もともと「やる気の低下」

「集中力の低さ」がありますあせる

 

ですが一度、ゲームなどにハマると一気にドーパミンの分泌が

増え、その快感を得るためにどんどんハマっていきます。

 

ASDのお子さんもハマりやすい要素があります。

 

一度始めたことを切り替えることが苦手な特性があり

こだわりの強さから、キャラクターや武器など一度収集を

始めるとどんどんほしくなるという特性です笑い泣き

 

発達凸凹のお子さんはこういった特性からゲームにハマりやすいのです。

 

それからもうひとつ、これは発達凸凹でないお子さんもそうですが、

生活に支障(昼夜逆転・無気力・ほかのことができない)をきたすほどに

ゲームにハマるお子さんは、そもそも多くのストレスを抱え、自己肯定感が下がっている

状態のお子さんに多いと言われていますネガティブ

 

 

2.ゲームにハマりすぎ⁉危険なハマり方はどんな症状で見分けるの?

 

では、ゲームに没頭しているだけの状態と「ゲーム障害(依存)」

どのように見分けるのでしょう?

 

それは、以下の4つの項目を参照してください。

 

・ゲームのコントロールができない

・ほかの生活上の関心ごとや日常の行動よりもゲームを優先する

・体調の変化や仕事・学校への生活面での問題がおこっているのにゲームを優先する

・ゲームへの依存により、個人・生活・学業・家族などに重大な影響を及ぼすほどの重症度

 

この状態が12カ月以上続く状態をゲーム障害としています。

 

ここまで長く続かなくても、もっと早く手を打つことができれば

お子さんの生活をもっと健康的なものにできるかもしれませんね。

 

ずっとゲームのことが頭から離れない、とりあげると暴力・暴言を吐くなど

そんな状態になる前にできる対策があることを知っておいてくださいスター

 

3.ゲームをやめられない子どもへの「ごほうび」作戦!

 

こんなお子さんはまずストレスを抱え、自己肯定感も下がっていることが

多いんです。

 

ですので、お家で自己肯定感をあげる関わりを増やしてあげましょう。

 

スキンシップはお子さんが受け入れてくれる間はぜひやってほしいもの合格

 

そして、お家ではできて当たり前のこともほめてあげましょう。

 

「今日も顔を見られてうれしい」

「声が元気で嬉しい」

「お風呂に入ったのね」

 

こんな会話がお子さんの自己肯定感を高めます。

 

お家が常に居心地のいい場所であるように心がけてください花

 

おうちの居心地が悪いとゲームの世界に逃げ込むリスクが増えてきます。

 

お母さんがほめるということはお子さんにとっては

このうえない「ごほうび」

 

ほめられた人の脳からはドーパミンが放出されます。

 

そしてそれをみた「ほめる側の人」からもドーパミンが

放出されやすくなるのですウシシ

 

このようにほめることは、お互いに効果があります。

 

ゲームからの刺激によるドーパミン放出ではなく

こういった健全な関わりからの「ごほうび」を経験する機会が増えると

ゲームにハマりにくい状態になっていきますスター

 

もうひとつ、ドーパミン放出に良い効果があるのは

「運動」です。

 

運動は、発達の上でも根幹となる部分。「木の幹」のような

この部分を伸ばしておくことがほかの脳部位を伸ばすことにも

つながります。

 

ですので運動はぜひ生涯を通じてやってほしいものグッド!

 

さらに、ドーパミンも分泌され、運動した後は「気持ちがいい」と感じます。

 

ですから、一緒に散歩に行こうと誘ったり、運動系の習い事をしたり

することはお子さんが健全な発達のためにはとても効果的です。

 

「ゲーム以外の刺激でドーパミン放出」を得られる機会を経験させることも

お子さんのゲーム依存を防ぐことにつながりますびっくりマーク

 

このようにお子さんのストレス軽減、自己肯定感回復に努めながら、

ゲームへの依存をコントロールして、お子さんの発達を上手に促せるママになりませんか?

 

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最後までお読みいただきありがとうございました。

 

発達科学コミュニケーション

大下真世