1.学校がつらい、高IQタイプのお子さんがそういう理由

 

あわただしく過ぎたゴールデンウィークまでの新学期。

 

連休で気が緩み、6月になり季節もうっとうしくなると、

お子さんの疲れも出やすくなりますネガティブ

 

「学校に行きたくない」

「お腹が痛い」

「頭が痛い」

 

そう言うお子さんが増える時期です。

 

特に高IQタイプのお子さんはもともと「学校がつまらない」

と感じています汗

 

学校でする教科別の時間で区切られた授業は

簡単であったり、興味がわかなかったりして

お子さんにとってはつまらないと感じてしまいます。

 

そうなると、学校に行く理由はお友だちということになるかもしれませんが、

このタイプのお子さんは多くのお子さんと興味の対象や深さが

異なっており、なかなか話の合うお友だちを見つけることができません笑い泣き

 

さらに、「過度激動」といって多くの人よりも感じ方が強かったり、

深かったりして、疲れやすいという特徴がありますあせる

 

人の気持ちが分かりすぎて怒られている人と同じように

傷ついたり、怖がったりしてしまいます。

 

周囲の期待にも敏感で、それに従って動こうとするお子さんもいて

大変エネルギーを消耗します。

 

その一方で、正義感や公平さに敏感なお子さんもいて

お友だちのある行動をどうしても許せなかったり、

先生の間違いを物おじせずに口に出したりすることもあります。

 

そうすると、お友だちからも先生からも少し扱いにくい存在として

認識されてしまいます。

 

ですので、なかなか学校が楽しいものにはなっていきませんガーン

 

 

2.「ザ・優等生」だったあるギフテッドのお子さんが不登校になったワケ

 

このお子さんは小さい頃から「優等生」

を絵にかいたようなお子さんで、学校でも何の問題もなく

誰も心配することなく過ごしていました。

 

ですが、小学校高学年になって突然不登校になったのです。

 

当初は不登校になった理由が誰にも分りませんでした。

 

しかし、発達検査を受けてみるとギフテッドであることが分かりました。

 

「今までかなりつらかったと思います」

 

と病院の先生が話されたそうです。

 

このように小さい頃はなんとか学校に通えていたお子さんも

大きくなるにつれ、お友だちとの人間関係が複雑になったり

求められるものが多くなったりすると

キャパシティーオーバーになり、急に不登校になるんです。

 

ではどのように対応したらいいのでしょう?

 

 

3.高IQタイプのお子さんの背中を押す方法!

 

 

このような高IQタイプのお子さんの場合、

学校が必ずしも適した場所でないことがあります。

 

そのことを念頭に置いて接することが

お子さんへの過度な負担を減らすことになります。

 

その上で、まず絶対にやってほしいのが

自己肯定感を回復することですスター

 

IQが高いお子さんであっても、というより

IQが高いからこそと言った方が適切でしょうか

他のお子さんと自分との違いを敏感に感じ取り

「人と違う自分」に自信を失っています。

 

それが高学年になるとますますくっきりと見えるように

なってきます。

 

お友だちからもからかわれたり、馬鹿にされたり

距離を置かれたりということも増えてくるでしょう。

 

そうすると、自己肯定感はどんどん下がってきますえーん

 

ですから、お家では絶対に自己肯定感を回復するように

接してあげましょう。

 

具体的にはどうするかというと、

スキンシップ肯定的声かけですニコニコ

 

スキンシップはお子さんが嫌がらない間はぜひやってほしいものです。

 

肌は露出した脳と呼ばれ触れることで「オキシトシン(愛情ホルモン)」や

「セロトニン(幸せホルモン)」の分泌を促します。

感覚過敏などないお子さんにはぜひやってほしいもの。

 

また、「ほめ」を素直に受け取らないギフテッドのお子さんにも

届くようなほめ方で、認める声かけをして自己肯定感を高めてあげましょう合格

 

ギフテッドのお子さんは「完璧にできる自分」が想像できてしまうため

「すごいね!さすがだね!」というほめ方は逆効果

 

「そんなの誰でもできるし」

「別にすごくないし」

 

と受け取ってくれません。それどころかこのような

ほめ方はプレッシャーとなり、よりお子さんの負担となります。

 

ではどうしたらいいのかというと、

「できて当たり前のことを認める声かけ」を意識しましょう。

 

「起きてきたんだね」

「ごはん食べたのね」

「歯磨きできたのね」

 

と当たり前のことを実況中継するようにほめます。

 

そうすると、等身大の自分を認めることができ

過度の負担で自分を傷つけることもありませんウインク

 

そして、自己肯定感を取りもどした次に

行動したり、チャレンジしたり、お友だちと

仲良くする術を覚えたりということができるようになります!!

 

ですので、まずは自己肯定感をしっかりと回復すること、

これが、学校から帰ってきた後や学校を休んでいる間にすべき優先課題なんです!

 

是非お家でサポートして、お子さんが動き出せるように

力をためてあげませんか?

 

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最後までお読みいただきありがとうございました。

 

発達科学コミュニケーション

大下真世