1.グレーゾーンのお子さんの特徴

 

皆さん、発達障害グレーゾーンのお子さんが全体のお子さんの10~20%

いらっしゃるのをご存知ですか?

 

・落ち着きがない

・順番を待てない

・空気を読めない

・お金使いが荒い

・こだわりが強い

・不安が強い

 

そう感じていても「そのうち治るでしょ!?」というくらいの

特性の出方になるので、対応が遅れてしまいます泣

 

こういったお子さんは、特性が見えにくいため「個性的」「変わった性格」などとして

認識され、「できないこと」を努力が足りないせいだと思われがちです。

 

ですが、発達凸凹があるのは確か。

 

脳の未熟な部分が放置されてしまうと、

そのあと人間関係が複雑になる思春期以降や大人になってから

大きな問題となってしまうことがあります。

 

それはだんだんと周囲の大人のサポートがなくなり

相談できる体制から離れてしまうからガーン

 

思春期以降になると、劣等感を感じることはやりたがらないようになるので

発達支援を素直に受けることができなくなります。

 

それどころか、発達検査自体にも受けるまでに半年待ち

中学生以上は受け付けません、などど制限がかかったりして

なかなか支援につながりません。

 

ましてや、大人になると「自分が発達障害」ということを

受け入れるところから始まります。ですので、大きくなればなるほど

乗り越えなければいけない壁は大きくなるのですあせる

 

2.グレーゾーンのお子さんに、ペアレント・トレーニングがいいわけ

 

では、支援の行き届きにくいグレーゾーンのお子さんにはどのような対応がいいのでしょうか?

 

支援級や通級を利用できるお子さんはまだいいのですが、そういった

公的な支援を受けられないお子さんも多くいらっしゃいます。

 

そう言ったお子さんには、ペアレントトレーニングが最適です。

発達科学コミュニケーションでは、お母さん自身が

確かな知識をもって、お子さんとのコミュニケーションを通して

発達支援ができます。

 

お母さん自身がこのように対応していけば

365日が発達支援になります合格

 

そして、お子さんの状態に合わせて使うコミュニケーション技法を

変えて、その時の状態にあった関わりができるんです!

 

そして何より、お子さんはコミュニケーションの中で自然と

発達していきますので、難しいことをさせられる苦痛もなく

そして発達支援されている自覚もなくどんどん成長できるわけです花

 

ですから、公的支援の行き届きにくい発達グレーゾーンのお子さんには

発達科学コミュニケーションでのペアレントトレーニングが有効というわけです。

 

 

3.ペアレントトレーニングの実際

 

それでは実際にどのような対応があるのか

一部になりますがご紹介します。

 

まずは発達には一番重要な土台となる

「自己肯定感」

 

これを育てることでお子さんの行動力や切りかえ力、人の話を聞く力が

倍増します。

 

自己肯定感を上げる声かけのポイントは「いいところに注目する」こと。

 

日本の元来の教育方法は「しつけ」という形で

脈々と受け継がれてきました。

 

それはできていないところに注目して

そこを修正していこうとすること。

 

ですが、それでは発達凸凹のお子さんにネガティブな記憶を

植え付け、ますます「できない」経験をさせることに

なったり、自己否定感からイライラや不安が増してしまうことに

なるんですドキドキ

 

ですので、「いいところ」に注目して声かけすることが大事なんです。

 

おもちゃがぐちゃぐちゃの部屋で、お子さんが絵本を読んでいたとします。

 

そうすると、

 

「お片付けもしないで、本を読んで!」

「なんで、こんなに散らかってんの⁉」

 

と叱りたくなるお母さんが多いのではないでしょうか?

 

でも、そうやって「好ましくない」行動に注目することは

お子さんにとって「お母さんの注目が得られた」というご褒美になるんです。

 

ですから、お子さんはそのご褒美によって、

その好ましくない行動を強化してしまいます。

 

そう言う意味で、好ましくない行動はスルーするといったことが

大事になりますスター

 

その上で、いいところに注目してほめてあげるのです。

そうすると、お子さんは成功体験を刷り込むことができ

「好ましい行動」を覚えていくことができますスター

 

ですので、先ほどのような場面では、

 

「何の本を読んでるの?」

「へえ、面白い本を見つけたんだね」

 

のように声かけをしていくといいんです。

 

いい記憶と行動が結びつけば、その次に同じ場面になった時に

同じ行動がとりやすくなります。

 

このように自己肯定感をあげようとすると

自然と行動力も上がってきます。

 

心に余裕もできて人の話も聞けるようになるんです。

 

このように「自己肯定感をあげる声かけ」一つにしても

発達科学に基づいた知識を使えば

お子さんの行動の修正が簡単なります。

 

お子さんも苦痛を伴わずに好ましい行動を覚えていくことができるのです。

 

こういった手法がいくつもあり、お家で

 

「背中を押す声かけ」

「お子さんがネガティブなことを言うときの対応」

「感情的に巻き込まれないようにする方法」

 

など場面場面で使い分けられるんです。

 

当然親子関係も良くなり、お子さん自身もお母さんの子育ても

楽になっていきます爆  笑

 

このように、お子さんが「困り」を抱えた状態を

お家でのサポートで乗り越えることができたら

お子さんの人生が明るいものになると思いませんか?

 

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最後までお読みいただきありがとうございました。

 

発達科学コミュニケーション

大下真世