1.繊細な子どもが不登校になりやすい理由!

 

繊細すぎて疲れてしまうお子さんはいませんか?

 

HSC(人一倍敏感な子)といって、生まれながらに繊細で不安の強いお子さんというのは

5人に1人もいると言われていますえーん

 

もともと人間は、ネガティブな情報に反応しやすい生き物です。

 

なぜならそれは、動物として生き残るために人類の祖先が身につけてきた

生きるための術なのです。

 

ですから、ほかのポジティブな情報よりも

ネガティブな情報にどうしても反応しやすいんです。

 

HSCのお子さんはもともと、このネガティブな情報を処理する

「扁桃体」というところの反応が活発で、センサー機能が高すぎる傾向あせる

 

ですから、どうしても不安や恐怖の感情にとらわれてしまうということがあります。

 

でも、それを見守る周囲の大人は大変だと思います。

 

「どうしてそんなに神経質なの?」

「心配ばかりして、そんなこと考えなくても大丈夫!」

 

そんな風に接することもあるのでは?

 

実はこの接し方ではお子さんの不安は解消されていきません。

 

むしろ否定され続けることで、ますます反応が敏感になることも。

 

繊細なお子さんは登校しぶりや不登校になるリスクが高いと言われています泣

 

でも、それはストレスを抱えやすく外の世界では発達を伸ばしにくい

繊細なお子さんにとってお家で発達を伸ばすチャンスかもしれません。

 

 

2.子どもが不登校になったら、お家で発達を伸ばすチャンス!

 

繊細なお子さんはいつも外でたくさんの刺激にさらされて

生きています。

 

ですので、多くのお子さんよりも疲れやすいのですネガティブ

 

時にはおうちでゆっくり過ごすのも繊細なお子さんにとっては

大事な休息時間になります。

 

ではなぜ、不登校になったらお家で発達を伸ばすチャンスになるのでしょうか?

 

繊細なお子さんは偏桃体の反応がいつも活発です。

 

外の世界で、常に不安や恐怖の気持ちに支配されていると

実は感情系の脳の発達がしにくい状態になります。

 

感情を生み出す最初の刺激は「感覚」です。

そして、感覚系の脳は安心・安全な環境でしか育ちにくい特徴があるからです。

 

ですから、お家にいる間がチャンスになるんです。

安心・安全な環境を用意して

感情を育てるように心がけましょうニコニコ

 

この感情系の脳を発達させると、繊細なお子さんにどんなメリットがあるのでしょうか?

 

それは自分の感情を知り、そこにフォーカスできることで

自分にかかる負荷を早めに察知し対応できるようになるということ。

 

扁桃体は「快」「不快」を判断し感情を生み出す場所でもあります。

 

ですので、そこの活動が異常な状態になると、以下の2つのパターンになりやすいんです。

 

①自分の感情を優先し他人の感情に気づかないタイプ

②他人の感情を優先し、自分の感情をないがしろにするタイプ

 

繊細なお子さんは明らかに②のタイプです。

 

ですので、表面的なトラブルは起こしにくいですが

ストレスをためがちでなかなか幸福感を感じられません

 

だから、お家で感情を育てて「自分の気持ちや体調の変化」に気づく

ようにしてあげてほしいのです。

 

それには、外の世界の刺激が少なくなって、扁桃体の反応が落ち着く

お家時間がもっとも有効です合格

 

では、どのようにしてお子さんの不安を取り除いて

自分の感情や体調の変化に気づきやすくしてあげるのでしょうか?

 

3.子どもの不登校中にできる最強発達サポート術!

 

今日は一番大事なところだけお伝えします。

 

それは、自己肯定感を育てるということびっくりマーク

 

安心・安全な環境にするうえで大切なことは

「ありのままの自分」を受け入れてくれる環境

 

ですので、お子さんの育てにくさを嘆いたり

お子さんのネガティブな発言を否定したりしないでください。

 

お子さんの意識ではどうしようもない問題なのです。

 

ですので、そんな特性を丸ごと受け止めて

肯定的にかかわりましょう。

 

そのためには、お子さんの良いところに注目

ありのままをほめて、何を言っても安心な場所にすること花

 

このタイプのお子さんは周囲の期待にも敏感なので

成果を前提とした褒めは封印しましょう。

 

ですので、本当に見たまんまを実況中継するように

ほめてくださいね。

 

「歯磨きできたのね。」

「お出かけの準備、できたのね。」

「朝ご飯を半分食べたんだね。」

 

などそういった声かけがお子さんの自己肯定感を

高めていき、「ありのままの自分」を受け止めることができていきます。

 

それから、スキンシップはとても大事ウシシ

 

スキンシップで愛情を伝えたり、安心感を与えたりすることができます。

 

これは思春期以降も可能な限り続けていただきたいもの。

 

保湿剤を塗る、物の受け渡しでもその効果はあります。

 

ですので積極的に取り入れて、あらぶった扁桃体を

落ち着かせてほしいのです。

 

そうすると、感情系の脳が育ちやすい土台は整いますグッド!

 

そのあとは、日常の中で2択の選択させたり、感情にフォーカスした会話が

感情を育てていくんです。

 

その部分はまたお話しますね。

 

このように繊細なお子さんが家にいる間に

促せる成長がありますスター

 

ですので、繊細過ぎて不登校になってしまっても

「チャンスかも」と考えてしっかりお家でサポートしてみましょう。

 

ストレスを抱えたまま学校に行くよりも、正しいサポートをしていけば

不登校期間にはるかに成長することができると思いますよビックリマーク

 

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最後までお読みいただきありがとうございました。

 

発達科学コミュニケーション

大下真世