1.子どもを叱ってしまう私たちの子育て法って正しいの?

 

お子さんを叱ってばかり、そんなお母さんはいませんか?

 

・できていないことに注目する

・できて当たり前だと思っている

・「~すべき」が強い

・完璧を求める

・お友だちと比べる

 

こんなお母さんも多いと思います。

 

でも、いくらお子さんを叱っても、なかなか上手くいかないって思いますよね?

 

それってなぜなんでしょうか?

 

まず、お母さん自身が問題を抱えている場合があります。

 

お母さん自身に埋められない不満や不安感がある場合、

それを子どもで満たそうとします。

 

お子さんとの精神的一体感で、お子さんの成長が

お母さん自身の自己実現だと思い込んでいる場合もえーん

 

そうすると、お子さんの成功お母さんの成功のように感じられ

お子さんのできていないところに注目してしまい修正していこうと

してしまいます。

 

ですので、どうしても叱ってしまいがちになります。

 

また、日本の昔ながらの「しつけ」のスタイル

大きく影響していますあせる

 

「しつけ」はできていないところに注目することから

スタートします。古くからこの方法で子育てしてきた

日本人です。私たちにもこの方法が浸透しています。

 

ですが、この方法でいつもうまくいくのでしょうか?

 

「何度叱っても言うことを聞かない」

 

この悩みは、叱ることが効果的ではない場合があることを

示しています汗

 

2.子どもを𠮟ってもうまくいかないわけ

 

では、なぜ子どもを叱ってもうまくいかないのでしょうか?

 

それには、発達凸凹の子の脳の特性に関係します。

 

発達凸凹のお子さんはネガティブな記憶が積み重なりやすいんです。

 

ですので、できないところに注目して叱り続けると

失敗体験をたくさん脳にインプットしてしまいます笑い泣き

 

脳にネガティブな記憶がたまってくると

行動することをためらうようになります。

 

脳は行動することで発達していきます。

なのに、行動することをやめてしまったら

脳の発達には不利な状態。

 

つまり、ネガティブな記憶がお子さんの脳の発達を妨げてしまう

ということになります。

 

また、お子さんは叱られることで

脳の扁桃体という部分の反応を敏感にしてしまっていますえーん

 

反応が敏感になると、お子さんは声をかけられただけで

怒ったり、不安をつのらせたりするようになります。

 

その反発を目の当たりにすると、

お母さんはまたその様子を見てまた叱ることになり

それがまたネガティブ記憶に刷り込まれていきます。

 

これが負のスパイラルとなって、ますますかんしゃくや

不安を強めるなどの二次障害を引き起こすのです。

 

では、どうしたら叱らずにお子さんの発達を促すことができるのでしょう?

 

 

3.子どもの発達を加速させるコミュニケーション

 

それには発達科学に基づいて整理された方法で対応することが必要です。

 

お子さんの成長は科学です。

 

その法則にのっとって、順番に育てていく必要があります。

 

お母さん自身の問題は、ご自分との対話の時間を設け

少しずつ解消していくことが望ましいです。

 

自分と向き合う時間、自分をご機嫌にする時間をもちましょう。

 

お子さんの発達に関しては、まず自己肯定感を高めることから

始めますニコニコ

 

自己肯定感を高めることができたら心に余裕ができ

お母さんの指示が耳に届くようになります。

 

スキンシップをとったり、できて当たり前のことをほめたりして

お子さんの自己肯定感を高めましょう。

 

「歯磨き終わったんだね」

「お風呂の準備できたんだね」

「ちゃんと、朝起きられたね」

 

など、できて当たり前のこともほめて

行動したことをポジティブな記憶にしていきます合格

 

好ましい行動に注目して、それを声かけで強化していくんです。

 

好ましくない行動はスルーする勇気を持ってください。

そうすると、どういう行動がいい行動かをお子さんが学んでいきます。

 

このようにすると、お子さんに好ましい行動が増え、

自己肯定感があがり、行動力ややる気につながってくるのですスター

 

是非、お家で「怒らない、叱らない」子育てを始めて

お子さんの健全な発達を促してみませんか?

 

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最後までお読みいただきありがとうございました。

 

発達科学コミュニケーション

大下真世