1.否定するとだんだんひどくなる子どものネガティブ思考

 

お子さんのネガティブ思考への対応に悩んでいませんか?

 

子どもの否定的な思考は、その子どもの感情や自己評価に

否定的な影響を与える可能性があります。ネガティブ思考は、

自己肯定感や自信を損なうことがあり、将来の発達や幸福感にも

悪影響を及ぼすかもしれませんあせる

 

・「どうせ、私なんて…」と自己評価が低い

・ほめても、「こんなのみんなできるでしょ!」と「ほめ」を素直に受けとらない

・挑戦したがらない

・完璧にできないとイライラする

 

こんなお子さんへの対応、どうすればいいか困りますよね?

 

「そんなこと言わないの!」

「やってみないと分からないよ!」

「なんで、そんなにマイナなことばかり言うの?」

 

そんな風に対応していませんか?

 

実はこれはお子さんのネガティブ思考を減らす対応にはなっていません。

 

ネガティブ思考はただの性格の問題として考えていては

いつまでも解消されないんです!

 

そこに潜む、発達の問題に目を向けて、正しい方法で

アプローチするにはどうしたらいいのでしょう?

 

 

2.ネガティブ思考は性格じゃない!発達凸凹との意外な関係!

 

ネガティブ思考は単なる「性格」として片づけられないかもしれません。

 

なぜかというと、お子さんのネガティブ思考に

発達の凸凹が関わっていることがあるからですガーン

 

ネガティブ思考になりやすいお子さんと言うのは

完璧主義こだわりと言った特性を持っていることがあります。

 

「100点じゃないと意味がない」

「完璧にできないと意味がない」

 

などゆがんだ認知も影響しています。

 

また、発達凸凹のお子さんは失敗体験から

ネガティブな記憶がたまりやすいという特性がえーん

 

ですので、その記憶から「どうせできない」

「できないなら意味がないからやらない」と行動できないのです。

 

また、周囲の大人からの期待が大きすぎる

さらに、その完璧主義を助長します。

 

こういった特性や周囲の環境があるので、いくらその考えを否定したところで

すぐにとらえ方を改めることができません。

 

ネガティブ思考の奥には「失敗したくない」という

強い不安「認知のずれ」があるんですネガティブ

 

まずはそのブレーキを外してあげないと

動き出すことはできません。

 

ではどうしたら、そのブレーキを外して動き出すことが

できるのでしょうか?

 

3.子どものネガティブ思考がなくなるお家サポート

 

お子さんのネガティブ思考の根底には「不安」な気持ちが隠されています。

 

まずは不安の気持ちを受け止めてあげましょう。

 

「そうだよね、うまくできなかったら挑戦したくなくなるよね?」

「その気持ちわかるよ」

 

など共感の気持ちを示しましょう。

 

その上で、自己肯定感を育てるためのアプローチをしていきます。

 

自己肯定感を育むためには「ほめる」ということが必要に

なってきます。

 

ですが、ここで注意してもらいたいことがあります。

 

ネガティブ思考のお子さんは完璧にできないと不安になったり

自分のこだわりに従わないと不安になったりしがちです笑い泣き

 

ですので、「すごい!」「完璧だね!」など

成果を前提としたほめ方は、お子さんが

「完璧にしなきゃ!」「すごいって言われるようにしなきゃ」

とかえってお子さんを追い詰め、逆効果になってしまうことが…

 

ですから、こんなお子さんに対しては現状をそのまま認める声かけ

肯定の気持ちを伝えます合格

 

具体的には、

 

「歯磨きしたのね。」

「もうお風呂の準備したのね」

「ピアノが今日はここまで弾けるようになったね」

 

などありのままをほめてください。

 

そうすると、お子さんが完璧にできていなくても大丈夫だと

認識することができてきます。

 

途中経過をほめるのも効果的グッド!

 

「取りかかったね」

「半分できたね」

「もうすぐで終わるね」

「全部できたね」

 

など、完全にできていないところでもほめられることで

等身大の自分を認めることができますスター

 

このように、認知のずれを少しずつ調整してあげることも可能です。

 

こうすることで、お子さんはありのままの自分を受け入れることができますし、

そこを自分で認めることができたら、ブレーキは外れたも同然花

 

あとは成功体験を通して自信をつけて苦手なことにも

挑戦することができます。

 

このように、ネガティブ思考のお子さんには

まず不安と言うブレーキを外してあげるのが大事なんです。

 

積み重なったネガティブ記憶を和らげて

成功体験としてありのままを脳に刷り込み

行動に移しやすい状態にしてあげれば、

お子さんはきっといろんなことに挑戦できますウインク

 

お家で発達科学に基づいた正しい方法でアプローチして

お子さんのネガティブ思考を解消してあげませんか?

 

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最後までお読みいただきありがとうございました。

 

発達科学コミュニケーション

大下真世