みなさんの周りに優しすぎていつも人に気をつかっている。

そんなお子さんはいませんか?

 

自分のことは後回しで、

お友だちやきょうだい、お父さんお母さんに尽くしてしまいますあせる

 

こんなお子さんは「いい子」として重宝されがちで、

人にやさしくするたびに周りの大人からほめられ、さらにその行動を強化してしまいます汗

 

ですが、こんなお子さんはもしかしたら「過剰適応」

とよばれる状態かもしれませんガーン

 

過剰適応とは、過剰なまでに人の期待や環境に合わせてしまい

自分の考えや行動を抑えてしまう状態です。

 

繊細なお子さんギフテッドのお子さんは人の期待に敏感です。

 

ですので、周囲の期待に沿おうとして、無理をしてしましがちに。

 

また、完璧主義傾向こだわりも加わると自分を追い込んでまで

その理想に近づこうとします。

 

空気が読めないと言われるASDのお子さんの中にも

これまでの失敗体験から、人の気持ちを伺いすぎてしまう

お子さんがいたり、「カモフラージュ」とよばれるように

定型発達のお子さんのように振舞ってしまうこともあります。

 

ASD・受動型のお子さんはなんでも人からのアプローチを受け入れるので

親からは「育てやすい子」としてなかなか気づかれないこともあります。

 

どんなお子さんにしても、自分に無理をして、

周囲に合わせている状態ですえーん

 

そして、こんなお子さんには次のような共通した特徴もあります。

 

それは、「自分の感情に鈍感」ということ泣

 

発達凸凹のお子さんに高頻度で現れるのが

「感情系の脳の発達の遅れ」です。

 

自分の気持ちに気づかないので

「無理をしている」ことにも気づきにくいんです。

 

そのため、ストレスが限界まで達して初めて

心身症不登校という形で現れてきます。

 

ですので、この過剰適応の状態をいち早く脱してあげる必要があります。

 

では、どうやってサポートすればいいのでしょうか?

 

それにはまず、お家の方の要求量を下げる必要があります花

 

お子さんが何でもこなそうとするので、良かれと思って

あれこれさせようとしてしまいがち。

 

ですが、お子さんは自分よりも人の期待を優先してしまうので

自分でも気づかない間に無理をしながらこなしています。

 

まずはお家の方が勇気をもって、要求量を減らしてあげます。

 

その上でお家では好きなことをさせましょうスター

 

自分の好きなことは自分の喜怒哀楽に気づく

いいきっかけになりますし、それをお家の方に

認めてもらえるのは最高の自信になります。

 

そして、ぜひしてほしいのは「感情にフォーカスした会話」です合格

 

自分の気持ちに気づかないからこそ

人の期待に応えてしまっているのです。

 

ですから、自分の感情に気づかせてあげることが必要です。

 

普段からお家の方が

 

「ああ、マッサージしてくれたから体がほぐれた。」

「焼肉食べたら、なんだか元気になったわ」

「大好きなお菓子をお土産でもらったから嬉しい」

 

などの会話をしてあげましょう。

 

そうすることでお子さんも自分の感情に気づくきっかけになりますグッド!

 

さらに一緒にヨガや運動をして

 

「疲れたね~」

「気持ちよかったね~」

 

など、身体の感覚や気持ちを共有するのも

いい方法です。

 

感覚に気づくことは、感情に気づく入口になります。

受け取った感覚が「快」「不快」かで感情が作られていきます。

ですので、身体の感覚にも敏感になってほしいのです合格

 

このような方法で対応すると次第にお子さんが

自分の喜怒哀楽に気づき、好きなことを通して

自己肯定感も高めることができます。

 

自分の気持ちが分かってくれば過度に

周囲に合わせるということは減ってきます。

 

ですので、お家でサポートしてお子さんが

「自分軸」で豊かに過ごせるようにお子さんの思考のクセを解消しませんか?

 

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最後までお読みいただきありがとうございました。

 

発達科学コミュニケーション

大下真世